12月26日
目覚めて はずむさんに電話「朝飯食いに行かない?」「もう食べてきました」
そうだよね、、彼 俺より早く寝たんだから、カミイと2人で食べに行った

食事が終わってロビーに出た所で はずむさんとばったり
彼 縫いぐるみを抱えて外から入ってくるところ「これアミタちゃんに」

日本でサコンに来訪したいってメール頂いた時に
彼らに御土産を持って行きたいけど何が良いですかって聞かれたから
俺もカミイも何もいらないよ、金で買える物は全部有るから気を使わないで
でも どうしてもって言うなら日本で買うと荷物になるし高いから
こちらに着いてから貴方の好きなもの 例えばアミタのオモチャとか買ってねと
返事したのを覚えてたんだ、、なんて律儀な人だろう、、

「凄く安いんですよ!信じられないくらいに、人の大きさのにしようかって思った
この大きさがピッタリかな?アミタちゃん喜んでくれるかな?」
(この縫いぐるみ1月13日に俺が出発するまで喜んで何時も一緒に外に持出して遊んでた
1月31日に帰ってきたら無かったから聞いたらボロボロになってしまったって、、)

ホテルをチェックアウトして川沿いの露天商に、ラオスとの貿易市場って聞いてる
はずむさんは前回も訪れてるけど俺達は初めて 何か無いかと見てまわる
多少の手工芸品が目新しい程度、何処でも有りそうなワイヤレスのドアチャイムを買った

カミイもサコンで売ってるマッカァムって果物?を買ってる
ムクダの土産には少し変だけどカミイの母さんの大好物 大き目の高級品にした

このマッカァム 日本に無いので説明すれば形は殻付きピーナツを大きくした感じ
色は茶色で熟れると中も茶色で繊維質の湿った感じに見える 味は干し柿に似てるかな?
(日本人だと海苔か納豆って感じで食事の友って使い方が多いみたい)

ここでも はずむさん興味を示し試し食い、、俺はあまり好きじゃないけど、、
彼 充分に味わってから店の横側に行ってペッ、種を捨てたな、
俺 以前 味見した時 なめただけだから種は知らない

はずむさんが帰りの車で述べた感想を書いておこう
「タイの食べ物って だいたいの物が美味いって思うんですよ、、
でも来る時に食べたココナツ 果汁が不味くて口の中から飲込めない
でもカミイ君が果肉を美味そうに食べてるから飲まなきゃ食えないって飲んだんです
そしたら果肉も味が無くて不味かった」「食べずに捨てれば良かったのに」
「だって車は走ってるし置くと汁がこぼれそうだし、、」(俺なら窓開けて捨てるね)

「それから あれ(マッカァウ)口にした途端に吐きそうな位に不味かった、
口の中に何とも言えない気持ち悪い味が残って」「吐きゃ良いのに」
「だって店の人に悪いでしょ」(俺なら吐くね!)

その話を聞いてて人事ながら涙が出るほど笑ってしまった(他人の不幸は蜜の味)
だって彼 その時々には不味いって顔しないで真剣そうな感じで食べてたんだよ、、
(自分の感情を表現する前に周りに気を使うタイプなんだ、、)

途中でタイの3大寺院の1つって言われてる所に回り道(名前忘れた)
俺は以前に来てるけど はずむさんは多分来た事が無いだろうとカミイが薦めた、、
この寺 中国正月の前後の時期に盛大な祭りが有って大規模な市が並ぶ
俺の村からもその時期こぞって皆が出かけてる(今年は1月31日だった)

腹も減ったから この近くに有った7-11の大きなホットドックで俺は昼食
カミイはタイ食 はずむさんは露店でクレープみたいなのを買い込んでる(それ甘そう)
その後 HPで何度か書いてるワットドイにも寄って帰ったが今回は寺の部分は省略、
はずむさんのHPで書いてあるから読んでね!

サコンの村に帰りついた、夕食後にはずむさんとお互いのHPの事とか仕事の話とかしてた
俺がHしてる時でも彼カミイと話してる?(タイ語は出来ないのに不思議)
俺は日に何人も寝るけど彼はそうじゃないみたい、、

「ここに来る前ホームページ読んで男と遊べるって楽しみにしてたんです
でも来て解ったんです 自分が ここに憧れたのは人と人との繋がりや人情だって事」
(俺も口で説明するのは難しいけど日本に欠けてる何かが残ってると思うよ、、)

彼が部屋で どんなHしてるか知らないけど「日本語ータイ語」の辞書とか借りに来たり
するから もしかしてHは そこそこに話しこんでるのかな?

ところで今夜は外部から聞こえる音楽がうるさい、結婚式の前のパーティらしい
だいぶ離れてこれだから大音響でスピーカを鳴らしてるな、、
はずむさんが興味を示し見に行く、「村の夜は何も無いって、有るじゃないですか」
そんな話 しながら歩いていくと火事かと思うような火が見えた

何だ?何だ?って近づいていくと周りに男達が多数 まるでキャンプファイヤー
ギョ!って感じの声をはずむさんが上げる「あ、あれ!」
見ると暗闇の炎の中から牛の首が現れた な、何?牛の火あぶり!!
そう彼らは牛の丸焼きをしてた、ビックリした〜

急いでカメラを取りに帰ったが時既に遅し 写したのはこんな写真

火が収まると彼ら その場で解体を始めた、ほんの外側だけ火が透って内部はナマ
生肉のまま食ってる 俺やはずむさんにも「食うか?」って薦められたが遠慮
その横で解体したブロック肉をバケツで道路向こうの調理場に運ぶ人も、、

道路向こうに行ってみた 明日の結婚式はこの家だな(この花婿SEX強いよ!)
庭の部分まで食事出来るようにテーブルが準備してある
女達が明日の準備したり 今運んだ肉を食べたりしながら集まってた

道路で何人かに話しかけられる「按摩いらない?」そうSEX相手の予約申し込み
家に入る人を制限してるから それ以外の人は外で売り込むしかないから、、
もし こうしてOKすると次回から家に来るようになる、だが今晩はOKしなかった
(だって以前 味見した時 あまり美味しく無い人ばかりが声をかけてたから)

あらら、、はずむさんにもアタックしてる彼はタイ語は話せないよ、、
知らない人だと世間話から始めるけど(彼ら結構恥ずかしがりやなの)
こちらから誘いが来るのを待ってる、(でもそんな事 はずむさんは知らないよ)

村の結婚式 何度か見たけど豚はともかく 牛の丸焼きって初めて見た
結構 金をかけた式になりそうだ、、家に帰ってからカミイに聞いたら
肉になったのを買ってくれば高いからって言うが牛1頭だと安くても7000Bするぞ
まあ自分の家で飼ってたのを潰したんだろうけど、、

年末から年始にかけて結婚ラッシュ 今判明してるだけでも6組だって、、
現在では日本と同じカレンダーでの会社の休みが増えてるからそれに合わせての事
出稼ぎの人達もそろそろ帰ってくる時期だ、、
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12月27日
簡単な朝食を遅い時間に食べた 按摩志望の年長組が来てたから
彼らに昼食をおごる事にした「はずむさん、彼らに犬肉おごるけど一緒に行く?」
隣村の外れ、目的の場所に着いたら俺の村の奴らばかり数人が来てた

彼らはもう焼き始めてた 俺らも別の小屋?(屋根だけの小さな物 写真参照)に
場所を決めて肉取りに出かける(ここセルフサービスなの)
食べるのは連れてきた2人だけだから足1本35Bで足りる
勿論冷たいビールとかは売ってないから来る時に立ち寄って買ってきてる

「彼上手に切り分け出来るんですね」って はずむさん、
日本の子供達と違って彼らは逞しい、小さな頃からカエルとか捕まえて食べるから、、
こうやって覚えて最終的には昨夜の牛みたいな大きな物でも解体出来るようになる

日本の田舎だって飼ってる鶏を潰したりして調理してるけど
都会だと子供の頃から そんな経験は無いだろうな、、

彼らが肉を食べられるように準備してる間に奥の犬を見に行った
飼い犬だったのかシッポ振って愛想ふりまく犬も居る
これ見たら ちょっと食べる気にはならない

俺が子供の頃 知合いの農家で目の前で鶏を殺して食事に出された事が有ったが
それから1周間以上 肉が食えなくなった事を思い出す、、
農家の人達は平気だったし結局は慣れの問題だろうしスーパーで買う肉だって
愛想ふりまく牛や豚だった筈だし、見なきゃ平気ってのも変だけど、、

彼らが炭火の上で網焼きしたのを更に細かくして食べやすいように切ってる
「味見してみる」って半分冗談で はずむさんに言った(まさか食えないよね)
「僕 犬を昔飼ってたし、先にあの可愛い犬見てるし」(そうそう皆そうだよ)

「でもこんなに焼肉って感じになっちゃったら犬って感じしませんね」
「じゃ味見?」「ちょっとだけ、、小さく切って」(え?本気?)
確かに見た目は牛肉そっくりで豚や鶏の感じじゃないけど、、

頼んで小さく切ってもらって彼は直接手に取った(わ!本当に食べる気だ)
暫く噛んで「味も牛肉に似てますよ、美味しいです」って感想を、、
その後チビチビ食べてた、、(犬食べてるのと食感の葛藤か?)

(、、食べる勇気と何でも知りたい好奇心には敬服するけど
その焼肉を置いてある まな板は生肉を切ったままで拭いてないよ
たぶん先客が食べた後も その前もホコリを払っただけで洗ってないと思う)

「HPには書かない方が良いかもね 愛犬家から何言われるか判らないよ」
「いえ僕も犬は大好きです、でも皿に並んだ肉って ただの肉って感じです」
そう確かに焼肉屋で見慣れてる皿に盛った焼肉セットって感じだけど、

彼らが残った肉を食べてる間に店の人と ちょっと無駄話
え!来週にも俺の村に出店するって、、食べに来る連中 俺の村の人が半分以上
他の村を全部合わせた客より多いとか、、(特に俺が村に来てる時は大多数だって)

1人10B以上もかかる焼肉は確かにチョッピリ贅沢(日本のファミレスって感じ)
財布にお金が有る時だけ食べるから うなずける話では有るけど、、
近くに作ればもっと客が来るって算段だな、、

カミイ達は食べないけど母さんは食べるから御土産に包んでもらった
ついでに横で食べてた村の連中のも合わせて御勘定 合計しても200Bで釣が来た
昨夜 俺と寝た奴が混じってるから昨夜の金で皆に おごるつもりで来てた筈
金を持ってる奴が皆のを払うって感覚は割勘に慣れた人に説明するのは難しいけどね

昼過ぎからサコンへ こちらに来てからパソコン触ってない
偶にはネットカフェでメール見なきゃ、、掲示板も
はずむさんも明日は旅立つから その前に連絡も有るだろうし、、

日本語ダウンロードするのに多少時間がかかった 例によって読めるけど書けない
マイクロソフトから「日本語パック」をダウンロードすれば書けるけど
以前 挑戦したらダウンロードに数時間かかったから諦めた経験が有る

フロッピー1枚で日本語書けるソフトも持ってるけど
コピーして張り付けようとすると文字化けして変な記号になっちゃう、
メールとして送れば大丈夫だけど設定に必要なIDがネットカフェだと判らない

ローマ字で掲示板に書き込んでる時 ちらっと はずむさんを見たら
凄い! 俺の何倍もの速度で打ち込んでる(マハロさんも早かったな)
もしかして鈍いの俺だけ? この歳になってからパソコン触るとハンデが有るな、、

年寄の冷水って感じ、、だけど何歳になっても趣味は作れる
若い人の何倍も努力しなけりゃ対等にならないのは承知の上
今は彼が羨ましいが俺もこうやってキーボード叩いてりゃ何時かは今より早くなる
最初1篇書くのに6時間 今2時間 目標を1時間に置こう
それでも若い人に負けてるけど少しでも近付くぞ!
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12月27日(番外1)
夜Hした後で部屋を出たら食事用のテーブルではずむさんとカミイが話してる
「会話になってる?」カミイは日本語も英語もダメ?
「彼 少しは日本語判るから借りた辞書を使って話してました」
判るって言っても簡単な単語だけで話にする力は無いが
確かに俺と生活してるから相手が何を言おうとしてるかの理解力は高い

「シートォングさんのHP読んで ここに来たかったって話や
読んだ中でカミイの事 幸せだねって話してたんですよ
そしたら家族の話で幸せじゃないって言うから聞いたら奥さんの話で、、」

あらら、、はずむさんに話しちゃった、、俺の事じゃ無く彼の事だから書かずにいたけど、、
仕方ない、書くとするか、、半年位 前からの事だけど、、

ティウが嫁に来たのは14歳の時 今アミタは5歳になるから彼女は19か20歳前かな
カミイが貧しかった頃は誰も貧乏な家に嫁に来ようとはせず蔑みの目で見られてた
そんな女達が俺と知合ってからのカミイの所に掌を反したように寄ってきた
彼は金で判断する女と結婚したくなかったし昔の事も思い出してた

だから貧乏な当時を知らない人をって望んで若い娘を嫁にもらう事にした
娘の親は大喜びだったし娘本人も喜んでた 全てが旨くいってた

しかし娘も年頃の思春期を向える、日本だと高校生の反抗期の頃かな?
既に何年か過ぎて隣近所より多少裕福なのは当たり前で空気みたいに当然の事
色気も出てきて化粧に時間をかける、、

掃除しなさいってカミイが言うと掃除するが部屋の真ん中だけの手抜き作業
洗濯だって洗濯機が有るから楽なのにシワになる干し方とかたたみ方が雑とか
料理の時間も忘れてカミイの母親に負担をかけるとか問題が出てきた
他所じゃ贅沢な温水シャワーで磨き その後化粧ってのはタップリ時間かけるけど

カミイとしては他の家みたいな汚れた家にしたくない せっかくの綺麗な家
ティウがしないから自分で掃除、洗濯をする場合もしばしば、、
当然 彼としては面白くないから小言も増える、、夫婦喧嘩になる、、
反抗期に有りがちな態度で鬱憤を晴らすような語り口だ
カミイは暴力を奮うような奴じゃないけど愛情は冷める、、

以前「やかましく言うのは逆効果 愛情を注いで教えなさい」とアドバイスした
それは俺がカミイに接した方法で彼にも同じようにティウに接してほしかった
彼も従ったが優しくしても相手は つけあがるだけだったし変わらなかった
しかも俺が思うに しつけ以前の問題が有りそうだ、、

カミイの歳 はっきり覚えてないけど34歳位の筈
二十歳前の若い娘からみたら「おじさん」に見えて当然の年
思春期を向えた娘には同じ年頃のかっこいい男性に憧れて当然って気持ちも解る

そして同じ年頃の男性から見れば着てる服は美しく 化粧した彼女は魅力的
(他の家の娘の小遣いじゃ高い化粧品も服も買えないしね)
家事の事を除けば彼女の性格は良いし俺とも仲が良い活発な女性
綺麗で可愛いい そんな女だから誰だってチヤホヤして当然かな、、

俺はカミイや彼の家族を愛してるから もし俺が原因なら身を引く覚悟は何時でも有る
しかし問題は俺じゃないし身を引けば解決する問題でも無い

彼が病気の時の看護だって彼に言わせれば俺の方がよほど気を使ってたとか、、
SEXだって彼が求めない限り俺から彼と寝る事は遠慮してたし、、
(ティウの妊娠中とか彼がたまった時は向こうから来たから相手してた程度)
ティウから見ればカミイは旦那で俺は義理の父って立場に見えるよう努力してた

問題はティウに有るかも、、カミイに言わせれば隣村に彼氏が居て浮気してるって
現場を押さえた訳じゃないから知らないふりしてるけどSEXはしてないそうだ
「誰の子か判らない子供なんて欲しくない」って悲しそうに言う、、

「もし子供が出来ちゃったら別れるの?」彼は答を避けた
アミタはカミイや俺の方になついてるし彼も渡すつもりは無いようだ
夫婦喧嘩してティウが実家に帰っても すぐ追い返されてくる
実家の両親としても せっかく手に入れた幸せを逃がしたくないだろうし、、

恋心って思春期には有って当然だけど対象がカミイじゃなかったティウの不幸、、
そして家族を守りたいのに どうする術も持たないカミイ、、
俺が何とか出来る問題じゃない、、時が解決してくれるだろう、、
その結果が良い方向か悪いかは時間が経たないと今は何とも言えない、、

今もティウは家に居て(旧居の方)カミイの母さんとも普段どおり、、
外部から見たら裕福で何一つ困らない幸せな家庭に見える

以前から書いてるように 金が無くては幸せになれないが 金が有っても幸せとは限らない
(金額についてはメチャ大きい個人差が有るのは理解してる)
それは心の問題だから、

俺は幸せって ただ望むだけじゃ無理で向こうから来はしないと思ってる
幸せを求めるなら それ相応に自分から求めて努力しなきゃ、、
今回の これは教えるだけじゃ難しい、、彼らが互いに求め合うかの問題だから、、
俺に出来るのは変わらぬ愛情を彼らに注ぐだけ、、

これを書いてる2月20日現在では まだ何も変わってない
時々カミイが寝に来る程度、、アミタも新居で寝てる、、
彼の女房の問題だから俺からティウに言った事は無い、、

願わくば家族円満な生活を望むが彼が別の選択をしても反対はしない
俺は自分の幸せは変わらないと思ってるし
これはカミイとティウの幸せの問題だから、、
(アミタが不幸にならなきゃ良いけど、、彼女は大丈夫だと思ってる、、)
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2月27日 (番外2)
日本にプライバシーって言葉が無い時代が有った
プライバシーって言葉が入って来たのは いつ頃だったろう?
少なくとも昭和30年代の日本の田舎には まだ無かったし
俺が中学や高校を卒業する時代でも聞かなかった気がする
(集団就職で友人が都会に去った時代でもある)

その頃の俺の田舎では向こう3軒両隣って感じで皆勝手に出入りしてた
隣の家の晩御飯が何だか判ってたし そこの家の経済状態や子供の成績まで、、
夫婦喧嘩も聞こえてきたし家族で出かける時も隣近所が有るから安心と鍵はしなかった

家の近くには「火の神様」が祭られていたし お供えの花が枯れてるのを見た事は無い
村の神様 田の神様は まだ存在してたし まるで「隣のトトロ」の感じ、、
精霊や悪霊など人々は漠然と信じてた

これって現在 俺が住んでるサコンの村の状況にそっくり!
文化とか民度の問題だろうか?勿論 電化製品などは時代を超えて存在してるから
昭和30年の日本にカラーTVやパソコン、携帯が有るのを想像しなきゃならないけど、、

民度って そこの国民の道徳心とか生活力とかで発展する気がしてる、、
俺の感想だとタイの田舎って昭和30年代〜40年代の日本の民度だし
それから言えばアフガンは陣地取りの武将の戦国時代かな、、

だけど民度の発展って言っても良い方向に発展したんだろうか?
全部が悪い方向だったとは思えないし現在の方が良い部分も有るけど
失ったものも多い気がしてるし間違った方向へ向ってる気もしてる

勿論 助け合いだってボランティアとかNGOとか形を変えて存在してるけど
その精神が希薄になった人が多い気がしてるのは俺だけだろうか?
生活力が向上し豊かになったのは確かだけど心まで豊かになったかな?

インターネットが出来てから得られる情報は遥かに増えた
しかし2チャンネルとかヤフーとかの書き込みを見ても中傷合戦
論争って言うより人に嫌がらせして困るのを喜んだりしてるように見える
(勿論全部じゃないし全ての人がそんな人間だと言うつもりも無いが)

こいつの書き込みは嫌いだからと悪意を剥き出しにした書き込みを見ると
自分が何処の誰だか判らないだろうって前提で人間の汚い心が現れてる気がする
バーチャルな世界だと悪意を剥き出しにしても自分に害が及ばないから、、

匿名だから かえってその人間の心の裏まで見えてしまう
得られない満足、歪んだ心を現実の世界では隠して生活してるのだろう、、
見せかけの自分が表の世界? どちらも自分だろう、、

日本は民度が向上したんだろうか?タイの田舎で妙に落ち着くのは何故
昔 日本人が持ってた心を懐かしむノスタルジーだけだろうか?
俺には日本で住んでる時に不足してるものをタップリと充電出来るからって気がする

プライバシーを得た代わりに失った物は、、人との裸心の付合い ふれあい
俺は鹿児島の田舎だから今でも それらは多少残ってるけど
都会に住んでる人には縁遠い物になってるんじゃ無いだろうか?

はずむさんに聞かれてカミイが自分の心境を語る
実は彼らにプライバシーの概念が日本人ほど無いから話すのだが、、
(それから言えば俺のHPだって そう。 
プライバシーに固まった都会の人間には書き難い形式の生活記だと思う)
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(番外3)
今までは日本で書いてたから しなかったけど今回はタイで書いてるから
番外1について書いた後でカミイに事後確認してたら結婚感について驚いた!
聞いたのは今日だから2月20日だが まとめて書いた方が判り易いから
日記の日付とは関係無く番外3として書いておきます

カミイとの無駄話から、、
ガーニーのガソリンスタンドで遊んでた その時バイクに乗った2人の女性が通った
居合わせた奴が「スワイ マイ?(美人と思う?)」って聞いたから
「普通」って答えた ガーニーが「美人」って言うから嫁さんが留守なので聞いてみた

「君が結婚した時は嫁さん美人だった?」(現在は色黒の太ったおばさん)
彼 照れながら「美人」って「じゃ現在は?」彼考えながら「まだ美人」、、
居合わせた奴が笑いながら「ヤング ユー スワイ(まだ美しさが残ってる)」

晩飯の後 番外1の話と絡めて「若い時は綺麗だけどタイの娘 すぐ おばさんだね」
そんな話してたら「美人だけがモテルならブスは売れ残るって話になるね」
そりゃそうだ そんな訳ないね と ここまでは日本と同じ

「結婚は男が申し込みに行くと相手側から値段が提示されるんだ」(え?!)
「ガーニー最初は他の女性と結婚したくて行ったら4万Bって言われて諦めて
今の2万Bの奥さんにしたんだ」日本で言う結納金の話らしいが、、

男は結婚したい相手を見つけたら それとなく遊びに行って話をする、
娘が嫌じゃなければ そのうちに両親から結納金の金額を提示される
それを払う気があれば結婚を申し込み結納金を払って結婚となる
もし数人の申し込みが有れば娘に選択権が有るけど親は助言する

その結納金で反物を兄弟、親戚に配る(タイ式の衣装を作れる程度の量)
遠い親戚だと枕カバー程度の進物になり 日本のような皆同じ記念品にはならない

何だか昔の「見合い結婚」に似てる、、
「じゃ俺が もしゲイじゃ無く結婚を申し込みに行ったら?」
「全員OKって訳じゃないけど9割以上はOKって言うよ」
「こんな おじさんが若い娘を貰いに行っても?」「金持ちは強いよ」

「じゃ お互いに愛し合ってって結婚の申し込みしたいけど金が無い時は?」
「一緒に逃げる」う〜ん駆け落ちだ!「でも逃げたら男の親は大変だよ
娘の親が男の親の所に金の請求に来る」「この前のチャムローみたいに?」「そう」

チャムローの話は12月30日〜1月1日にかけての事だから日付順に書く事にしよう、、
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12月28日
はずむさんが帰る日が来た
関東に住む彼にとって部屋を1歩出れば家の中に誰か居るって生活は
慣れないし疲れたかも、、特に言葉の問題が有って俺が始終 傍に居るってのは
却って煩わしい事だったかもしれない、、

空港へ送っていったチェックインは終わっても まだ時間があった
彼 焼き物に興味を示してる「これ有名なんですか?」って
確かにローカルじゃ有名だけど、、日本じゃ無名だと思う、、、

まあ展示してても店の人が休んでてショーケースは鍵が掛かったまま
ケース内部の小さなのが欲しかったみたいだけど買えないよ、、
あらら、、諦めずにケース外の多少大きなのを買ってる
まあ何も来た記念品が無かったから想い出には為るかな、、

彼カミイに何か手紙みたいなのを渡してる
読んで充分に理解出来るみたい(こらこら間違いを指摘しない頑張って書いたんだから)
読み終わって返そうとするから「おまえに書いた手紙だろ とっておくの」
何て書いてあったのかは聞いていない、彼への私信だから、、

昨夜 深夜まで彼の部屋 明かりついてた
知らない文字を悪戦苦闘しながら書いたのだろう 彼って熱意あふれる頑張り屋だな、、
貸した辞書 タイ語の部分は活字じゃなく手書きの印刷だから見難かっただろうに、、

飛行機が到着、彼が搭乗ゲートへ、
お互いに短い時間だったけど気持ちは理解しあえたと思う
笑顔で彼を送り出す「さようなら また遊びに来てね」

村に帰る車の中で彼が言った言葉を思い出した「また遊びに来てね!」って言ったら
「しばらく来れません 甘えそうで、、それだと言葉を覚えそうに無いから
今度来る時はちゃんと話せる位になってから来させて頂きます」

あの手紙の件を言うまでもなく 彼はきっとタイ語を覚えるよ、、
誰よりも それを必要に思ってたみたいだし 若い分 俺よりずっと早くね、、
タイが彼の心の故郷になれたら俺も嬉しいな、、
彼の旅の後半も楽しいひとときで有るよう願う、、

村に帰ってゆっくりしてたら夕方からメチャ男だらけ、、
バンコクで働いてた人達が帰郷しだしたんだ だからって俺の家が最初の訪問?
なるほど皆とミーティングするのにビール位は出るから喫茶店がわり?
ついでにバイトして正月の小遣いも稼げたら言うこと無いよね、、

何だかH希望者が殺到してる、、聞いたら女性にプレゼント買いたいって奴が多い
この季節の習慣だろうか?それとも出稼ぎで土産を買って来なかったから?
まあ どちらにしても来る者を拒まず、、だけど全員は時間的に無理だと思うよ、、
好者の俺もさすがに尻がヒリヒリ もう無理かも、、限界って有るんだね、、