1 バンコク
早朝に着いたからホテルで仮眠
その後スリランカに行く前にバンコク案内するって約束してた
3さんに会いに約束の場所へ 

彼 俺がスリランカに行く前に到着してたから少しは遊んでるかな?
ほどなく現れた彼と食事しながら聞いてみた
知り合いが日本から来てて付き合いで遊びに行けなかったって、、
俺なら抜け出して絶対 遊んでる! なんて生真面目な奴、、

夜 何処へ案内しようかと聞いたら「知らないから お任せします」
希望が其れじゃ かえって困る どんな所が好きなの?
例を挙げてボーイズバンコクやタワンやトワイライト等の内容を話す 派手な感じより 
おとなしい感じが好きって言うからサパンクワイかな、、

まあ彼とは3日間 一緒に案内するって約束したから
通り一遍のコースは案内し本番ファックショウまで引き回したけど
結局 最初に食事の後 ちょっと休息に入ったアンバサダー近くの
小さなバーのボーイ君とデートしてたみたい

このボーイ君を呼ぶ時も俺が「どの子が好き」って言っても
彼 恥かしがって呼べないから「あの中の子で誰が一番好み」って聞いて
ぼそっと言った子を勝手に呼んであげた、、(ウブというか奥ゆかしいと言うか)
まあ俺の「押し付け」に近い形でOFFさせたけど 気に入ったみたいで良かったよ、、
お友達以上の関係になれたかは知らないけどね、、

彼 ボーイ君と2日目も一緒に居たかったらしいけど朝チップあげて帰してた
店に行くからって別れたらしく 夜 また行ったらOFFされた後だったって、、
もう少しシステム説明しとけば良かったけど残念だったね、、
その後 会えたらしいが詳しくは本人でないとね、、

最初の夜 3さんを案内するついでに昔ソムチャイが務めてたトワイライトに、、
彼 姿を現さなかったから連絡するってバンコクなら此処しかないから、、
ニッキーが俺を見て すっ飛んできた「ソムチャイが捜してたぞ」
「あれ?朝からホテルで待ってたのに来なかったよ」

何とソムチャイ24日に来て俺を待ってて27日まで待機してたって、、
俺 手紙で29日って知らせておいた筈なのに??
店を出た所で昔のソムチャイの悪友に遭遇 所在を尋ねた
他のバーに勤めるボーイの部屋に世話になってたぞって言うから
店まで一緒に行ってもらった 出勤してないから電話で問合せる
残念ながら2日前まで(27日)居たが その後来ないと言う、、

31日までホテルで待機して待ってたが連絡が無い
彼の家の近くには電話も無いから連絡して帰ってるかも聞けない
だんだん心配になってきた  彼 田舎に帰る金も持ってないのは友人から聞いて知ってたし、、

彼の家は田舎道で何度も曲がってて複雑だから1人で行ける自信が無い
手元に有るのは手紙の住所だけ、、しかし こうなったら、、
たどり着けるか判らないが行ける所まで行ってみるしかなさそう、、

だって到着日にニッキーに手紙の文を書いてもらって その夜 投函
彼が言うには2日で着くから居たら連絡があるさって言ったけど今日が2日目だし
翌朝2月1日 ソムチャイと入れ違いになったら困るからホテルはチェックアウトせず
「連絡があったら泊まって待機 食事もサインで食べさせるように」って念を押し
荷物は置いたまま数日分のデポジットを払って出かける事にした


2 モーチット ガイ
昼食の後 ソムチャイが以前 俺と一緒に利用したワゴン車の通りを探す
エアコンバスの方が快適なのは判ってるが同じ道をたどるのが良かろう、、
タクシーにモーチットのバスセンターの傍にバスじゃない私有のワゴン車の
田舎に出発する場所を知らないか聞く

「モーチット ガウ(直訳で古いモーチット)の事か?」って聞かれる
バスセンターは新しい場所に移ってるからモーチット マイ(新モーチット)
だから以前 あった場所はモーチット ガウって事だな、、、
「そう そのモーチット ガイの近くのチャトウチャック公園の横」
「だから そこがモーチット ガウだろうが」(そう呼ばれているらしい)

なるほど到着すれば以前 利用した場所
沢山の地方行きのワゴンが並んでる 確か以前停まってたのは此の辺だ、、
タクシーを降り 呼び込みの奴に住所を見せたら斜め前のワゴンを指差す
その運転手に聞いたら5時出発だって、、まだ3時前なのに、、

「あれ? おまえ以前ソムチャイと乗った日本人だろ」
「うん だけど どうしてソムチャイの名前を知ってるの」
「奴とは友達だ家が近いし ところで今日は何処へ行く?」
「ソムチャイ バンコクに居ないから訪ねて行くんだ ソムチャイ知ってるの?」
「あぁ奴は何日か前に家に帰ったぞ」「それ本当!」「あぁ乗って帰った」

ラッキー!棚からぼた餅 地獄に仏
「彼の家 以前 遊びに行ったけど場所をあまり覚えてない連れてって」
「いいぜ 他の客を全部 降ろしてからな」 これで一安心

しかし出発時間まで2時間はある 暑い、、エアコンの有る場所に行きたい、、
そう思っても中途半端な時間だ 店で冷えたコーラ飲んでも暑い、、
店を出て近くを散策 売れてそうにないスーパーを発見 
アイスクリームを覗くと飲みかけの水を凍らせてある、、

「ねえ これ売って!」「水なら奥に売ってるよ」
「この氷が欲しいの!新しいのと交換じゃダメ?」「勿論OKさ」
「新しいのも買うから この冷凍機で2時間入れて凍らせておいてよ、、」
「ああ かまわないが 何するんだ?」

俺は凍ってるペットボトルをTシャツの首の後から背中に入れた
「ほら こうすれば暑くないでしょ タイの人は平気でも俺には暑いんだ」
金を払って店を出た 格好は悪いが見かけより涼しさを選んだ、、、

チャトウチャック公園の以前 男を引っ掛けた場所へ行ってみたが
今日はそれらしい奴は居ない、、居ても遊べないのに本能がそうさせた、、
4時50分 出発予定時刻の10分前にワゴンの所へ、、

「まだ客が揃わない」「俺 水買ってくる」って言って先程の店へ
水は半分以上が凍っていたが完全じゃない まあ大丈夫だろう
溶けるのが遅くなるようにビデオカメラを取り出したケースに入れて
もう1本は背中のと交換して準備万端  

5時になったが出発する気配がない 「まだ出ないの?」「空席があるんだ」
「え!イッパイにならないと出発しないの?」「1時間待って客が無きゃ出る」
「後 何人」「1人」「俺がそのチケット買うから出発しない?」「OK!」
230B払ったって計460B ソムチャイの家に連れて行ってもらうから
チップも必要だろうが それでも飛行機やタクシーに比べりゃ安い!
それに2席買ったから以前のような定員オーバーは無いぞ!

甘かった、、彼の言う定員は横4人で3列 助手席2名の計14人だった、、
だけど2人分払ったから助手席に1人で乗れた、、エアコン噴出し口の前
これなら暑い思いをしなくて済みそう、、


3  到着
終点で最後の客を降ろしソムチャイの家に着いたのは午後10時過ぎ
辺りはさすがに静まりかえってシーンとしてる
車のクラクション鳴らしたらソムチャイが寝ぼけた顔で出てきた
それと同時に周りの家の明かりも一斉に点灯した

彼 俺の顔を確認したら驚きと喜びが混じった複雑な表情で「せいちゃん!」って
運転手にお礼を言ってチップを渡し「彼が居たから来れたよ」って紹介
友人と言うより「顔見知り」って程度の関係みたいだが助かった

運転手が帰るのと入れ替わりに隣近所の人々が全員やってきた
ここは十数個の家 全部が親戚関係みたいで集会場と化した
晩御飯を食べていなかったから送ってあった食料で簡単に作って食べる

その間にも「よく1人で来れたね」とか声がかかる
ソムチャイが「100B」って言うから悟って200B渡す
こんな時間は店は閉まってる筈なのにバイクで出かけた近所の奴が
30分位してビールや摘みを抱えて帰ってきたから不思議だ、、
(もしかして店の人を たたき起こしてたりして、、)

「いつまで居るんだい」「4日にサコンに行くから3日まで」「少ないね」
「だってソムチャイが来ないから遅れた」「24日にちゃんと行ったけど、、」
「手紙 見せて」「ほら、、」タイ語は読めないが24の数字は俺でも読める、、

「俺が書き間違えたか翻訳の時に間違えたか判らないけど御免ね、、」
本当の日は29日だった事を説明しどうやって帰ってこれたかを聞いた
「後で話すよ でも心配した スリランカで何かあったかと思った、、」

近所の人達が引き揚げたのは午前1時前、、
この家 まだ俺が泊まるには完成してないけど今晩は寝るしかなさそう、、
板間の固い床に鼠色のバッチイ毛布を敷いて寝る、、
勿論ソムチャイのデカチンは戴いたけど足の膝が擦れて痛かった、、

どうやって帰ってこれたか再度聞いた
彼 トワイライトの下の路地で外人に声を掛けてショートタイムで寝たそうだ
昔取った杵柄とは云え頭が禿げたコイツを買った奴が居るとは驚いた、、
まあ彼が金を稼ぐ方法で知ってるのは それだけだから、、悲しいけどね、、
でも700B貰えたから帰ってこれた 感謝しなくちゃね、、

彼「昔は3人に声掛ければOKだったのに20人以上声を掛けたよ」って
真顔で話したから笑った (俺だって中身を知らなきゃ嫌だい!)
話の続きは明日ね、、車に長時間 揺られて疲れたよ 眠い、、、

翌朝 買物宣言をした ベッド TV 冷蔵庫 ガス等の設備用品から
彼の生活に必要な小物 食料まで全部一辺に揃えるぞ!

最初に10万円で4畳半2間の小さなH小屋作ってから 次も同じ予算で
部屋の内壁や水洗便所を作ってある 今回は家に使わず設備に使う
ただしカミイの所で新築中の家に予算を食い過ぎてるからエアコンまではダメ、、
まあ今の季節は夜は暑くないから扇風機だけで充分だろう、、

写真ページも同時UPしますから 変化を御覧下さい、、


4 近くの町へ
親戚が自転車で ちょっと遠くのピックアップ トラック(写真の車)を
交渉して運転手付き 燃料費込みで1日400Bで借りてきてくれた
ソムチャイの姉や親戚も同乗して買出しに向かう

小さな街だが7−11や家具屋 電気屋など一応の物は揃う、、
電子レンジの展示を見たら6千万台突破のステッカーが、、
スリランカに行く時に買ったのは7千万台突破って貼ってあったから
どれ位 前から展示してあるんだろう、、他のも同じだと怖いな、、

値段を高く言ったってカミイと何時も買物に行ってるから詳しいぞ!
まとめて買うから安くしないと別の店を捜すよ、、
炊飯器 扇風機 TVとアンテナやケーブル 冷蔵庫 蛍光灯
片っ端から揃えて最後に値段の交渉 まあサコンナコンと同じ値段には なった、、

それからベッドに布団 食器棚 食器にバスタオル TY台 衣類ケース
トイレットペーパー 野菜に卵 とにかく不足してる物は全部買わなきゃ、、
水は安いのは美味くない 高いのを1ケースと炊飯用に普通のを1ケース
ビールも彼らが好きだから2ケース ついでにウイスキーも3本
洗濯用や食器用の洗剤はデカイのを買って電気蚊取りは2ヶ月分、、

え?どうして米を買わなきゃならないの?作ってるでしょ!
でも無いって言うから抱えきれない重さのを袋ごと買う、、、
米が無い顛末は後で判ったから 後に書きます、、馬鹿だよ、、、

もう これ以上は積めないってトラック一杯に買い込んで満タン
乗ってきた人間はどうしようと思ったが 車の淵や荷物の上に不思議と納まる、
これだけ買い込んでも3万Bで少し余った、、(レンジは買わなかった)

次々に山積みされる荷物に周囲の人が見物してた
昔 カミイの家に行った時に村人が見に集まって来たのと同じ感じかな?
まあ 花嫁道具一式って感じだろうが それより多いと思う、、

家に帰って早速 荷物を降ろして部屋に運ぶ ベッド等は分解してあるから
組み立てて アンテナ立てて(でも俺が何もしなくても親戚一同でやるから早かった)
俺は冷蔵庫に買ってきたビールや食品を整理して入れる係り、、

ベッドに寝転び扇風機で涼をとりながらTVをみる
こんな普通の事が今まで此処では出来なかったから うーん快適!

朝インスタントラーメンを食っただけで3時過ぎまで腹に何も入れてないから
腹減った さっそく遅めの昼食を買ったばかりのガス器具使って作る
普通の事だが 便利!って感激 今まではキャンプみたいな生活だったし、、

彼らはビールや酒で宴会 俺はベッドでマッサージしてもらってる
そう云えば毎年居る2人程が居ないから聞いてみた
24日の日から待機してたが俺が来なかったから働きに出かけたって、、
??俺が彼らに頼んでたのは毎回 按摩かHで滞在中に大金稼げる程の
仕事は無かった筈、、1000Bも稼げたらって感じだったのに、、??

皆が各自の家に引き揚げて居なくなってから米の件を聞いてみた
「おまえ畑が有るのに米が無いって どう云う事?」
彼は残ってる一升ほどの米袋を見せながら
「せいちゃん来なけりゃ どうしようって思った 米も底をついたし」

「だから何故 米が無い? 作ってるだろ?」
「以前 盗まれたバイクを買う時 さっきの親戚に金を借りたから
担保に田畑をって以前 話したよ」

うげ〜聞いたら金を返すまで田畑は親戚の物らしい!!
まあ返さなくても数年(5〜6年)分の耕作代でチャラになって返ってくるらしいが、、
こいつ その間 どうやって飯を食う気でいたんだ?
タイ人の「何とかなるさ」精神も ここまで来れば立派! 呆れた奴!

「俺を頼って そんな事をしてるのか?以前に言ったろ俺は君と家族になる気は無い
カミイと喧嘩したりして面白くなかった時の避難場所だって、、
そりゃ今回みたいに偶には遊びに来るけど君の生活の面倒を見るって
言った覚えは無いよ 来なかったらどうする気なの!」
「食う米も無くなったら親戚から借りるさ その分 長く田畑が返ってこないけど」

3ヶ月前に俺が渡した数千バーツの行方を聞いてみたら、、
貰った月に使っちゃって残り2ヶ月は無一文の生活してたって、、
こいつ「節約」とか「貯金」の概念が頭の中に無いらしい、、

今回2ケース買ったビールも皆で飲み放題で俺が帰るまでには消えていた
まあウイスキーの1本を隠して後で飲む位の知恵は在ったが
普通なら最初に手伝ってもらった時に半ケース 残り1ケース半は
自分で毎日1本として持たせる事を考えると思うけど、、
俺が帰る時に渡すお金も きっと消えてしまうな、、貰った金は君次第だからいいけどね

こいつ人間は良いがカミイと正反対の典型的なタイ人の見本だ、、
その日が楽しけりゃ後は考えない キリギリスみたいな生活、、
まあ それが出来るタイの風土も俺は好きだが絶対に家族には出来ないな、、


5 
近くの男達 俺が遅めの晩飯を食ってたら また集まってきた
昨日着たばかりだが明日は帰るから今晩寝ないとチャンスは無い
さっき一旦帰ったのは女 子供を家に置いてくる為だったか、、
 
今迄 この家で彼らと寝た事は無い 未完成だったから街の汚いホテルへ行ってた
これで本来の目的の「H小屋」として使えるようになったぞ、、
彼等の内の2人は既に働きに出かけて不在だから残った人は数人だ
全員 寝れると思う Hビデオも持ってきたからカメラモニターじゃ無くTVで見れるし、、
 
皆のサイズは知ってるから小さい順に指名してベッドの部屋に、、
勿論 皆遊んで最後の彼に 彼は隣の家の旦那 ソムチャイとの関係は姉の旦那の弟
ソムチャイとは血縁関係は無いがSEXだと兄弟?って思う程の強さ
チンポのサイズも似ててデカイ! 俺の「お気に入り」
 
他の奴らは済んで帰ったから彼とソムチャイと俺の3人だけ、、
何人も遊んでチョット疲れたから2人に按摩をお願いする お楽しみは その後で、
背骨がポキポキ鳴る位に勢い良く背中をグッと押して貰うのが好き
 
「そう もっと強く」って押して貰うとベッドに寝てるのに床がギシギシと音をたてる
さすがに低予算で作った家だけに(それに高床式だから)弱いかな、、
男2人掛りで按摩されると効くぅ〜 「うぉ〜」って声が出る 「君は強いね〜」
 
そんな会話しながらTVからは かけっぱなしのスケベビデオの声がしてる、、
突然 部屋の下から「何してる!」って怒りの声が!
あらら、、壁なんて無いような声の響きだ 内部の声も漏れてたな、、
 
一瞬 シーンとなったが 「按摩してるよ見に来たら?」って俺が返事した
怒りで顔を鬼のようになった彼の奥さんが部屋の外に居た
でも彼らは ちゃんと服は着て按摩してたからアリバイ成立!
あー良かった Hの最中の現場を押さえられなくて!
 
他の奴が帰ってからだから夜も更けて あたりはシーンとした静けさ
隣の家との距離は近いからスケベビデオや俺達の声 それに床のギシギシ音
絶対 怪しいと感じて頭にきたのだろうが危機一発 助かった、、
彼 ちゃんと言ってるのかと思ってたが、、、
 
奥さんの興奮が収まらないから彼は付いて帰った
まあ これで却って次回から現場に踏み込まれる事は無くなったと思うけど、、
この部屋もトイレと同じようなコンクリート床で作って絨毯を敷けば良かったな、、、
トイレも浴室兼用で広く作ってるから そっちにマットを持ち込む手もあるが、、
 
それとも 元々彼にやるつもりで作った家だから来るのを辞めようかな、、
ソムチャイとは結構 長く付き合ってるけど俺は彼のプラスには為ってない
彼には向上心なんて無いし 俺が居ると却って俺に頼ってしまう、、
それが彼の生き方だから それで良いし俺がアレコレ言う筋合いは無いけど
お金以外に役立たないなら俺には楽しくないし 彼の為にも良くないと思う、、
 
これを書いている現在でも結論は出ていない
友人として付き合っていくのに俺の心の負担は無いしSEXは気に入ってる
その為に建てた家だったが その目的には まだ金がかかりそう、、
家は捨てて構わない予算しか使ってないしH目的ならホテルに行けば今までと同じ
今回 現場が見つからなくて良かったが遊びなら何処でも出来るから不便は無い
 
中央タイはデカチンの宝庫だからベースキャンプには絶好の場所
彼の人柄にも不満は無い 友人としても上手くいってる
ただ俺が居ると頼って金も無いのにバイクを買って田畑を担保に、、
そして もし俺が今回 たどり着けず来なかったとしたら、、
 
もっと家に金をかけて完璧にすべきだろうか、、
金を出すほどソムチャイは俺に頼る癖を付ける事になる、、
はたして それが彼の為になり 生活を豊かにするだろうか
もしかして俺が居るから自立心が芽生えないのかも
でも今 離れると彼は米も借りる貧しい生活になるのは目に見えている、、
 
彼は子供じゃないから生きては いけるだろうが 俺はどっちを選択すべきだろう、、
翌朝 早めに起きて帰りの身支度
バイク2台で街のワゴンの出発する位置まで送ってもらう 来た時と同じ車
9時出発の予定だが空席が目立つ また1時間待ちと言うかな、、
 
出発の時間待ちの間にソムチャイと話す
「家これで何とか住めるようになったね」 「今度は いつ来る?」
「さあ、、パタヤのコム君にも会いたいし ラオスにも行きたいから」
「僕もカミイの所に付いて行こうか」 「いや向うには向うの友達が居るから」
「チャムローに また遊びに来いと言ってくれ」 「ああ伝えるよ」
 
9時半になっても残席が2つ 助手席に座りたいから2人分は買ってるから1人待ち
結局9時50分に出発 待っても無駄だったけどね、、
 
ソムチャイこれから どうやって食っていくかな
勿論 年に1回は顔を出すと思うけど毎回ここに来る訳じゃないし、、
バンコクに偶に呼んでたけど次回は日数が短いから呼べないし、、
 
今回の帰りは停滞も無く2時前にはバンコク到着
このワゴンサービスも免許制か登録制になるらしいと運転手が話してた
保証金が要るって話しだが この時点では彼も詳しい事は知らなかった
便利な民間交通機関だったが事故時の補償とか問題があって許可制になるらしい
 
ホテルにチェックイン後 すぐ前に居るバイクタクシーの運ちゃんを捕まえる
食事、サコンの家の不足してる買い物、回る場所が沢山だったから、、
2時過ぎから6時迄 250Bで話しがついた(これは相場が判らず話し合いで決めた)
 
いつも同じホテルだとバイクの運ちゃんも顔見知りになってる
日本食堂は閉まってる時間だからマクドナルドで昼食 彼にも奢って無駄話
行き先の説明からタイに良く来る理由まで話し 彼の仕事についても聞く
 
そんな中で なぜあのホテルを使うかって話しになった
「だって好きな黒人が通りにウロウロしてるからハントにピッタリ」
「あいつ達 貧乏だよ バイクに乗る時も けち臭いし 横のバーでは うるさいし」
「貧乏だったらバーじゃ飲まないだろ」「ボスみたいな奴が払ったりしてるよ」
「誰か元気な奴を知ってたら紹介して礼はするよ」
 
そんな話をしてからビッグCに、、換気扇2台とブラックライト(虫を集めて感電させて殺す)が
田舎で手に入らなかったから買って持っていかなきゃ、、
プラトーナムで衣類 伊勢丹で肉類等の食材を買ったら後部座席に乗れない状態
ちょっとヤバイかなって感じだが何とかホテルに帰りついた
 
田舎に行く前に散髪も済ませておかないと、、(田舎の床屋は嫌)
運転手に部屋まで荷物運びを手伝ってもらってから床屋に乗せていってもらう
まだ6時前だが契約終了とした 
 
床屋は勿論 ソイ3と5の中間 黒人が多い地区の中心
12月サコン出発前に来た床屋 3ヶ月に1回は使ってる 当然ながら顔見知り
髪を切りながら「前に話した黒人を紹介するって話を覚えてる?」
彼女 小声で「覚えてるけど今ダメ」って目線付きで こっそり話す
 
店長らしい おばさんが客引きか?外に出てから彼女が言う
「散髪に来る客に話してたからOKよ、でも紹介料の話は内緒よ」「勿論」
「いつものホテルのXX号室だけど 会えるのは部屋かな外かな」
「後で彼に聞いてから連絡するわ」 髪はサッパリ 期待はタップリ!
 
食事を済ませて歩いてホテルに帰っていたら今日のバイク運ちゃんに声をかけられた
向こうから近付いて来て「黒人の知合いが紹介しろって言うけどOKか」と聞く
勿論OK バイクで乗せてくるって言うからバイク待機場所で待ってた
うわ!長身な身体ガッチリのタイプのアフリカ系  気に入ったから紹介料は300Bとした
 
この黒人 英語はダメで単語程度は少し判る タイ語は少し話す
会話には成らないが話してる事は単純だから簡単 
お金の事から話すのは味気ないけど 彼はバイトだから金額から決めるのは当然、、
タイ人の場合なら一般人で500Bで折合いがつく場合が多いけど 交渉難航、、
彼の希望は2000Bだったが俺の倍 彼の半額 1000Bで何とか合意した
(たぶん2000Bでなきゃ絶対ダメって言われてたら払った 欲しい方が負ける)
 
部屋に同伴してシャワーを指差したら彼 ご機嫌で入る
浴室のドアは開けたまま語り掛ける 半分は解らない会話だが言ってる事は判った
浴槽で長く寝転んで歌を歌いながら楽しんでた 
湯が出る シャワーや浴槽が嬉しいって話すのは彼のアパートかホテルには無いって事、、
 
浴室から出てくる時はバスタオルで拭きながら 裸を見せつける
まだ硬くないチンポを上にシャクリ 「安い買い物したろ」って感じのゼスチャー
何か陽気な奴 明るさが こいつの個性か?
 
彼にはタップリ楽しませてもらった(2回目の要求したら割増500Bだったけど)
まあ会話は成り立たないからビジネスライクに為るしか無かったけど
代金分以上の仕事はしてくれたと思う
 
彼がビールを飲んで休んでたらドアのチャイムが鳴る
ドアの向こうから聞き慣れた女の声 そう床屋の人の声
「ちょっと待って」と時間を稼ぎ彼も俺もズボンをはく 
 
あらら、、彼女 連絡せず直接 黒人を連れて来てくれてた
彼は精算は済んでたから入れ替りに帰ろうとしてる、、
でも帰る時 もう一人の黒人に「ヨゥ!」って感じの声を賭けてた もしかして知合い?
 
今度の彼の方が着衣は貧しかった 床屋の彼女は紹介料貰って帰っていった
言葉は、、って心配してたらタイ語がペラペラだ 助かった!
もう時間は午前1時 彼女が仕事を終えるまで彼は近くで待機してたと言う
帰った彼とは国は違うが道路で良く見かけるから顔だけは知ってるって、、
 
SEXは先に帰った彼の方が上手だったが この黒人はサービス満点だった
午前3時頃まで遊んでくれたが「腹が減った」と言う なんと晩御飯を食わずに待ってたらしい
早く言ってくれたら食事が済んでからでも良かったのに、、
 
約束は1000Bだったが 食事代として200B余分に払ったら彼の連絡先を教えてくれた
俺「1回限りだと思って代金を高めに言ったけど毎回だと払えないよ」
彼「もし1週間 夜だけなら5000Bで如何? 昼間は仕事だからダメだが」
俺「明日 田舎に行くから今回は無理 次回に連絡して君が居たら頼むよ」
彼「友達も居るから紹介もできる 必ず連絡くれ」
 
そんな満足な夜だった、、寝たのは4時前 起きたのは昼前
もう ゆっくり昼食を食べる時間は無いかな?空港で食べよう、、



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