俺の故郷イサーン編 6

夕方 闘鶏が終わりオンボロトラックで負けて沈んだ皆と共に帰ってきた
俺が選んだ3人は別の部落の奴だったのでバイク1台に共乗りで付いて来る
部落に着く前に店で酒を何本か買いこんだ(こういう物は俺持ち 皆 金スカンピンだから)
今日の残念会という訳だ でも
俺の家 会場に使うのは拒否した 酔っ払いは嫌いだから、、、

俺早めの食事とシャワー済ませて連れて来た3人を順番に部屋に来てもらう事にした
勿論 先にトイレに皆 来てもらって小さい順ね!一人短小 残りは同じ位の大きさ
結論から言えば二人外れで3番目が当りだった 先2人は書くまでの事 無いので省略

皆 他の部落の人だったから初対面 彼もだいぶ離れた部落の人だった
最初ハントした時 
我体が良く「荒くれ男」って感じで一寸近寄るのが怖い感じだったが
慣れて話してみると 男臭いが照れやな感じでトイレで見せて貰う時も照れてた

俺とHをはじめる前も 当然2階の俺の部屋の前の応接セットで他の2人が済む間
食事をして待ってもらったけど 自分の番になったら外の二人を気にしてる、、、

でも観念して鍵を確認して脱ぎだした 
凄い体格 筋肉質だが 体格全体が素晴らしい
チンポの形も上向きでトイレで触った時も感度抜群!今 全容を見ると まさに芸術品、、、
寝てチンポにゴム着ける時も凄い硬さで期待が膨らむ、、、

SEXは少し単調だった プロじゃ無いし男と寝るのも初めてだから でも勢いが凄い
お願いして最初そっと入れて貰うが 彼のチンポ張りつめてヘソについてるから
手を添えて入れてもらった そして本番 機関銃のような速さのピストン運動、、、疲れないの?
凄くて言葉も出ない 5分位連射の後 こっちが参ってスピードを緩めてもらう
ついでに俺 下向きに体位を変えた 凄すぎる 体の中を龍が暴れまわる感じ
この感覚伝えたくても言葉に出来ない、、、
今10万払わなければストップと言われたら払うかも、、、

あえて言葉にすれば ぐさっと突き刺さるような刺激で是だけのパワーに関らずまだまだ余裕が
感じられる もし立ってHしたら彼のチンポだけで俺を持ち上げられそうな元気だ!
彼 汗すらかいてない 俺堪らず「出していいよ」って言った
そしたら又 元の機関銃に戻り凄い速さのピストン運動、、これ5分位続いた、、、
最後に俺をわし掴み 奥の奥の奥までグサッと入れて果てた

体の中からピクピクって感じじゃ無く ト゛カッと爆発する感じの荒い動きが伝わってくる、、
暫く俺動けなくてジットしてたけど彼が抜いて1件終了 どんな凄いザーメンの量かと
ゴム見たけど普通の量だ あの感覚は何処から来たのだろう、、とにかく凄かった!

彼27歳 前 米を肩に担いでトラックや船に積む仕事をしていたが2年前に田舎に帰ってきた
(米俵 日本と違って100Kgの重さだって!) ずっと前は仕事が多く 残業で金になったが
辞める前は残業手当てが少なくなって仕事だけキツイので辞めたという
それから職を探しても見つからないので田舎で農業してるけど収入は以前の半分にも為らないらしい

500B挙げようとしたら「後100B」って 今日600B負けたからその分だって、、
「いいよ 君 今日それだけの働きしたから でも毎回じゃないよ」っていったら
「男と寝るの好きじゃない 今日は困ってたから寝たけど いつもは嫌だ」って次回を断られた
(うーん 他人の不幸を願いたくないが 早く金欠になってほしいと思った)

聞くと中国正月で休みを貰って帰って来てる弟からお金を借りて闘鶏にいったらしい
そうだね 帰る前に返さなきゃ、、彼にはこれしかお金を急に作る方法は無かったし
俺が声を掛けたの まさに絶妙なタイミングだった訳だ、、、
彼 他の待ってた2人と共に帰っていった(皆 違う部落だって だからバイクの持ち主に燃料代!)

彼ら帰ったからチャムローに風呂で背中洗ってもらって部屋に、、
チャムローが言い付け通り 紅茶を運んできた 早速マッサージしてもらう
でも その時カミイも一緒に来て機嫌が悪い お説教されてしまった、、、
「どうせ男と寝るなら この村の奴を選べ」って(金ばらまくなら この村に、、ってニュアンス)
彼の言う事も解る 今日 村人達もスッカラカンの筈 でも俺と寝そうな奴 皆寝たモン
偶には新製品食べたいよね  

だから俺「シートンとS(前スーパーマンと書いた奴)位で後は並チン もっと欲しい!」って
言ったら「3人の内 1人でも村人を選ぶ 心遣いは無かったの?」って言われた、、、、
彼 俺と同じでタイ人には珍しく賭け事しない でも彼 金の無い辛さを誰より知ってる、、、
だから知らない人に金あげるより 知ってる人(出来れば親戚)に って言いたいらしい

まあ彼が言いたい事 解らない訳じゃない でも是だけは俺の勝手にさせて欲しい
だって他の日 遠くの村まで男ハントの遠征に行く事少ないから、、
そう言ったら「解った毎日じゃ無ければ構わない」って お互い手打ちになった

チャムローが按摩終らない内にシートン来たから今日はチャムローの仕事は按摩だけでオシマイ
帰る時 今日 晩御飯のおかず 残したから持たせて帰した
彼の家 まだ何時でも肉が食える程 豊かじゃ無いから、、、(9人兄弟で兄達は出稼ぎや
結婚で家を出てるが まだ下に妹もいるし結婚した姉や子供も一緒に生活してる、、、)
、、、暫くしたら
「肉!」って子供の声が隣から聞こえてきた、、良かったね!

シートンのHまで書くには長くなりすぎたので ここでオシマイ! 
---------------------------------------------------------------------------
俺の故郷イサーン編 7

何も用事が無い日は村をぶらぶら散歩したり子供達とTVゲームで遊んだりして時間を潰す
この日は朝チャムローに**に遊びに行かないかと誘われた
彼 毎日俺のコンチャイとしてずっと付き添っているが
給料前払いで単車買ったから
ガソリン代が無い だから稀に俺を誘って外出させようとする、、ガソリン入れて貰えるから

でも**と云う地名に記憶が無い それ何処?って聞くと5Km位離れた場所だ
何が有るの?って聞くとタラートって言うけど そんなの無かったはず
彼の友達も誘ってあるから 後は俺のOK待ち、、、解らんが行ってみる事に、、、

単車2台で行ってみると 
今日だけと思われる市が開かれていた
何も無い広っぱにテントがいっぱい、、露天市で賑わっている
洋服や日用品 化粧品 靴 いろんな物を売っている 村の人達も何組か来ていた

ははーん チャムロー俺を連れて来たのは おねだりする気だな、、、まあ少しなら良いか、、
店をいくつか覗いてみると 何か感じが違う 結構売れている
村人 市場に行っても普通は見るだけで本当に必要な物以外は買わない ここはどうして、、、

良く見たら安い! 服40BとかGパン55Bとか子供服15Bとか、、、
そして目に入ってきた文字が日本語の会社名や学校名 ハングル文字のも有る
そうか中古品市場か 日本では成り立たない市場かもしれないが ココでは凄い人出
彼に聞いたら年に何度かこういう市場が開かれ 村人の衣装は殆どココで賄うらしい

前に衣服はバンコクのプラトーナムの方が田舎より安いって書いたけど 訂正します
新品はバンコクが安いけど 彼らが着ている服はヨソ行きの一張羅を除いて中古でした
靴なども中古が売ってあるけど 履物はサイズがあるから新品の安物の需要が多いそうです

チャムローが友達の膝部分が破れたGパンの場所を指差して55Bって俺に言う
彼 絶対 友達と俺に買ってもらえると約束してる筈 まあ友達いつも良いの着てた事ないから
黙って買うことにするか、、ついでだから店の人 値切って2着で100Bに値切った
友達 どれにするか優柔不断にあれこれ見てたから俺 チャムロー連れて他の店に

彼 悪いと思ったのか自分の分は 何もほしいと言わなかった 普段着は俺達のお下がりがあるし
1枚だけバイクで遠出する時の防寒用に「野田」って名前の冬物を買ってやった
この季節 朝晩は結構冷え込むから、、、

俺と寝た事有る奴やカミイの親戚の顔もチラホラ見えてきた
ここに長居すると 
おねだりされそうだから早めに村に帰ろう 友達に声を掛け出発
帰ってから「着せて見せて」って彼が買った2着を履いてもらった
まあ裏心は無いが着替える時のパンツの上からのモッコリ位はスポンサーとしての役得で
期待してみても罰はアタラナイよね! あ!パンツも買ってやれば良かった 少し破れてる、、、

彼と別れてからチャムローが言うには 彼の所の田んぼ 場所が悪くてよく水に浸かって
今年も収穫が悪かったらしい 1年だけなら何とか為るけど何年も続くとね、、、
今年は食うのには困らないけど売るだけの収穫は無く 前年までの借金に困っているという
だから父が出稼ぎに出たというが 
まだ1回も送金が無くて一文無しだって、、、

俺 家に帰ってからカミイに「この村にも まだあんな家有るんだね」って聞いてみた
彼の所 昔はカミイの家より豊かだったけど お父さんが畑を売って水牛の牧畜を始めて
最初は上手くいってたけど水牛の値段が下がって何時の間にか全て失ってしまった
昔カミイが貧しかった時 稀にご飯を食べさせてもらったから 今日の彼が学校でる間は
カミイも彼の学用品位は面倒見てたって そして俺に「彼 欲しいですか?」って聞く、、

ここで「はい」って答えたら また俺が養う奴(又は家族)が増えそうだから遠慮した、、、
今でもカミイが田畑を増やし続けて小作人の数が増えてるし ガソリンスタンドだって
兄の就職先と住居を提供したようなものだし これ以上は面倒見きれないよ、、、、
幾ら丁度食べられる青い果実になってても、、熟れる前の先行投資はもう沢山です、、、
(是 直接お金を援助と云う意味では無く カミイの田畑で小作人として使うかと云う意味
 その為には又 少し田畑を増やす金が要る)そんなに大きい金じゃ無いけど、、、

(これ日本人の考えでは受け入れられない考え方かも知れないので批判が有るかも知れない
 でも これ奴隷とかそう云う考え方では無いので彼らの社会通念で判断してほい、、、)

--------------------------------------------------------------------------
俺の故郷イサーン編   8

昼食の後 ガソリンスタンドで遊んでた 家にいてもヒマな時はよくココに来る
村人が立寄るから 世間話も出来るし 男探しにも絶好の場所だ

チャムローの友達が自転車でやってきた 今朝の市場で買ったGパン着用してる
この村の奴 新しく何か買ったりすると何気なくそれを持ったり着たりして村を歩き回って
他の人に認識させたがるから 可愛い

飯食った?って声かけた スタンドのガーニー達の家族も食べてなかったから 一緒に食うかい?
いつもなら 有り合わせの物か残り物で済ますのだけど 今日は何もおかずが無いって
だから彼にここの家族の分まで一緒に買って来るよう100B札を渡した

しばらく待って彼が買って来た物は
犬肉60Bにソムタム20Bたぶん俺の事を考えコーラとお菓子20B
う〜ん 彼らが犬を食うのは知っているけど ガーニー達なら俺の前では出さない
出来るだけ平静を装いコーラ飲んで見てたら七輪(漢字これで良いかな?)持ちだして網焼だ
ガーニー俺の顔チラチラ見てたけど平気そうにしてたから彼らバーベQを楽しみだした

前ここで俺が飼ってた犬 日本からドッグフード送って可愛がっていたのに
そして「お手」とか「お座り」とか 日本語を理解する唯一匹の友達だったのに
俺が日本にいる間に誰かに食べられてしまって凄いショックだった

俺 声を出して号泣きしたのをガーニー知ってるから それ以来見たことが無かった、、、

この肉 俺が可愛がってた犬じゃないと解っているけど思い出して 気付かれないように少し離れた
日本人が鯨を食うと欧米人が非難するのと同じで ただ感情的な事だと解っているけど
やっぱり どうしても馴染めない でも俺の日本での考えを持ち込むつもりは無い
まあ俺が彼らの食うもの食えないと解ってもらっているだけで良しば、、、

俺がここに居るのが分るといつも遊んでいる子供達や青年達がやってきた
今 乾季なので畑仕事はトマト作り位だから午前中に手入れして昼に水をやれば
午後から暇が出来る Gパン着てる彼を見てその模様を誉めたりしてる
50Bの方が新品のタイ製よりカッコ良い

子供達はこれから晩飯のおかずを調達に行くという 青年達はまだ仕事が残ってると
言うから日が暮れる頃に 公衆電話の横のバス停で会う約束をして別れた
この日は俺も暇だったから子供達と行動を共にすることにした
勿論 
一番喜んだのは子供達だ 俺が行くと云う事は おやつ付きになるから

家に帰って出かける事をカミイに告げステンボトルの水筒等を用意してもらう
彼らの為に キャンディーやチョコレートを少しウエストポーチに入れた
すぐ家を出て 外で待ってたチャムローのバイクに乗って子供達を追いかけた

3Km位離れた痩せ細った木々の所に彼ら既に到着してY形のゴムパチンコの弾になる
丸い石を集めてる 俺 何年か前に付き合って一緒に来たが久しぶりだ
木々にいるヤモリや野生の木の実を狙い撃ちする 勿論俺はパチンコ下手で戦力外
彼ら結構上手だから良く当る でも大きいと木から落ちるだけで死なずすぐ逃げるから
それを追いかけて捕まえる方が難しい

小さいやつは可愛いが大きいのになるとトカゲかワニの子のサイズになって怖い
俺が怖がるの知ってて急に後ろから顔の側に近付けてくるヤンチャな奴もいる
今日はセミも何匹か取れた 俺のライターでそこらの葉っぱを集めて火をつけてイブシ焼きの
おやつになった 火は彼らの おしっこで消える 小指サイズのチンチン10年後を
楽しみに待ってるからね、、、

夕方に青年達との約束の場所に行った 家のすぐ近くだ
冷蔵庫から2本ビールを出して持って行った プラスチック コップもね
何人か来てて1人がギター弾いてる よく彼らをディスコに連れて行った時に聞く曲だが
名は知らない 何時も俺が来ると目ざとく寄ってくる 多少悪の奴がビール1本さっと取る
まあ良いけどね君のシツケが悪くとも 稀にHしてくれれば

彼らを含めて村人凄いです! 栓抜き無くても口でビールでもコーラでも開けるから、、、
でもバッチイので俺 缶コーラを持参だけど...その厚かましい奴「煙草」って、、
俺の日本の煙草高い送料をかけて送ってあるから 彼等用は別にクロンチップを
買っていつでも持っている 箱ごと渡すと後から来る奴の分が無くなるから1本づつだよ
この頃18歳に為ったばかりのお気に入りの彼 まだ来ていないしね!

皆がビール飲み終った頃 お気に入りのチャンが来た 
皆が飲み干しているから残念そう アップナム(シャワー)してて遅くなったって
今晩 俺んちにHのアルバイトに来れば飲めるよ、、今 皆の前だから言わないけど、、
(彼が恥かしがりやって事もあるが 中には無料でも要らない奴がいて 今一緒にいるから)

薄暗くなってきたから皆 食事に帰りだした そこでチャンに按摩に来てくれるよう頼んだ
遅い時間はチャムローやシートンが来るから出来れば飯前にね!
--------------------------------------------------------------------------
俺の故郷イサーン編 9

日本からカラオケのCD 200枚(業務用のGCD)送っておいたからNHK映らなくても
これで遊べる 前に送って使っているCDプレイヤーはVCD対応では無いから
伴奏だけで歌詞が読めない 買おうかな、、でも家を建てた時のタンブンや
彼の結婚式の時の大音響のカラオケが気に掛かる、、うるさくて眠れない音量、、
TVにしたって何であんなにボリュームを上げて見なければ為らないのか、、、

カミイに「カラオケのステレオ買いたい アミタにライオンキングのアニメもバンコクから
買って来てるし でも大音量は懲り懲りだ うるさいのは好きじゃない」って言った
「大丈夫 君がいる間は俺達使わないから」って言う メチャ喜んでる、、
あやしい、、、

確かに電化製品はステレオを除いて全て揃っている 彼 前から欲しがっているのも
知っている でも うるさそうなのでポータブル カセットで誤魔化してた、、、

次の日 彼 手回し良く車を手配して俺が起きるの待ってた、、、
サコンの町に出て いつも安くしてもらってる電気屋さんに、、
SONYの18000Bのステレオを選んだ(1700Wミュージックパワーって書いてある)
タイの出力表示は規格が日本と違うのか やけに大きい

街をうろうろしてるとインターネットの店が出来てたので入ってみた
1時間20B 安い!Win95のCPだ でも日本語出来ないから店員に言ったら
わざわざ沢山のCDの中から捜し出してインストールしてくれた この掲示板見れたけど
あまり時間をとって読むのは一緒に来てる奴等に悪いから友人のメール送るだけにした
書き込みは出来なかったからローマ字になったけど、、、

その隣がレンタルのビデオショップ カミイが呼んでいる  
ゲ!手には沢山のCDが、、、、
わーん メールで時間潰さず他の場所に行くべきだった、、後の祭、、、
タイ語のカラオケと映画だ レンタル店なのに新品販売もしてた、、3000B以上買わされた、、
(俺が嫌と言い難いようにアミタ用の幼児向けを一番上にしやがって、、、このやろう!)
帰る前に家具屋に寄ってTVとステレオを置くローボードを買って帰った

結果から言えば このステレオ 俺がカラオケで遊ぶ昼間は部屋にあったが
俺が日本に帰るまで 夜に男達とHしてる間 俺の部屋に有った事は殆ど無かった!
近くの寺の庭で俺のスクリーン プロジェクター使って毎晩のように映画が催されていた
うーん 彼等が飽きる頃には機械ボロボロになりそう、、早く飽きてね、、、
(村には娯楽が少ないから暇な奴 夜は大抵そこに集まってたから 
  めぼしい男を捜すには便利だったけど 
君達の為に買ったんじゃないぞ〜
-----------------------------------------------------------------
俺の故郷イサーン編 10

カミイが畑で小作人達の見回りしてる時や ガソリンスタンドの卸業者のタンクローリーが
来てる時は ティウ(奥さん)がアミタのお守りしてるが ティウが居ない時は俺が預かる

奥さん14歳で嫁に来て15歳で出産 今17歳もうすぐ18歳になる チャムローより1年上
親とカミイの契約で貰われて嫁に来た頃はブスッとしてて ちっとも可愛くなかった
俺に挨拶することも無ければ 掃除 洗濯等もカミイまかせ 偶に農作業に行く程度、、
実家ではホウキで掃くだけだったから掃除機知らないし洗濯機もね、、
家には窓ガラス無かったから磨く事も習慣に無い、、こんな奴 貰いやがってと思ってた

でも女は変わるね!あんなガキが何時の間にか綺麗な蝶に変身して掃除もするし
あんなに無口だったのに俺とも結構冗談喋る 姦しい女になった
(どう云う訳かカミイの前ではおとなしい 彼 
亭主関白らしい、、、)

アミタ生まれた時はメチャ小さくて心配したし 俺 勿論子供抱いた事無いから
「はい」って手渡された時 如何して良いか戸惑った
友人の要らなくなった乳母車を手土産に持って行ったのもこの頃だ
(カミイが欲しがった 日本に来てた時に知ったから 勿論 村で始めての乳母車)

彼女が寝てる時に両親が横のカミイの母親の家で食事してたりする時 目を覚まし
まだ歩けなくてハイハイしてる時期 人の気配感じて俺の2階の部屋まで階段よじ登って
来た時は驚いた それ以来 階段の下には簡単な柵が付いた 落下したら危険だから

今では結構 言葉も覚え 歩き方もさまに為ってる 子供用の補助輪付きの自転車も
何とか漕げる 小さい頃からアイスクリームやお菓子 日本の味(ダシや調味料)で
育ったから 村の大人が食う物を嫌がる 食事の時は生意気に俺の横の椅子に座って
俺のおかずを狙ってる 確かに両親が食ってる物より品質は良いけど俺 落着いて食えない、、

でもいまだにパパと呼んでくれない(カミイの事はポーと呼んでるのに、、、)
お菓子で釣って何とかパパと呼ばせようとするけど、、、ダメだった、、、
誰が他の子が持ってない箱イッパイの玩具や自転車 買ってやったと思ってるんだ!!!

カミイは俺と知り合った頃 村でも一番貧しい家の四男だった 自分の田畑は勿論無かった
前に書いたように俺の援助は勿論 本人の努力も有り 今では地主でGSの経営者
俺への借金は残ってるけど 今では生活の援助は要らない位に独り立ちした
勿論 今ではトカゲやカエル 犬を食う生活はしていない 牛 豚 鶏肉に変わってる

でも可哀相だなって思う 貧しい頃はそれで村の友達が居なかった
今では地位が上がり過ぎて友達がいない
俺がガソリンスタンドや広場で遊んでる時 あんなにガヤガヤしてた村の奴等
彼が来るとピタッと静かになる(従業員が楽しくしてる時 社長が来たのと同じ雰囲気)

しかし彼の性格の所為も結構ある 他の奴との共通点がないのだ
女遊びは嫌い 賭け事もしない 煙草は吸わない酒は飲まない 村人の遊びに興味が無い
要するに人間が硬過ぎるのだ 俺だってディスコに行く時 彼は避けてシートンを付ける
クソ真面目すぎて楽しくないのだ 
老後を安心して託すには最高の人格だけど、、、

まあ彼の夢 彼は果せなかったかも知れないけどアミタや これからの子供達が果すだろう 
周りの家と違って 子供が大学まで行き上流社会の子供達と友人になり
仕事もやり易いだろうし そういう事を成し遂げるのに必要なパパが一緒に生活してるから、、、

  俺の故郷イサーン編 11へ   目次へ