雨季の田舎編 6

即席の水タンク作ってからカミイとNHK等の相談してた
旧居で見れるから急がないけど やがてはこちらで寝泊りする事になるから、、

そこにウッが来た 前回の最後に あんな事して よく平気な顔で来れるな、、
さすがに恥ずかしかったのか言葉で取繕ってる「何人 男を連れて来ればいい?」
「そりゃ君の勝手だけど俺は金を払わないよ 人間 信じられなくなったら終いさ」

「彼に僕は金を渡したよ」「ああ俺も渡した」「幾ら?」「2人で500B」「僕も払った」
「とにかく君に今までみたいな仕事を頼まない」「まあ代金分だけは連れてくるよ」
「そりゃ君の勝手だから君の気が済むなら そうすればいい」「わかった」
そう言って彼は帰っていった

カミイが横で聞いてて彼が帰ってから「ウッが居なきゃ不便だよ」とアドバイス
「勿論 不便だよ 彼ほど男を紹介出来る人は他には居ないから
 でも許せば これからも同じ事をするし他の奴も甘く考えるだろ」
カミイが”貴方のお好きに”って感じで肩をすくめる、、
(どうせ音を上げるクセにと無言で表現してる、、)

この地区 何か人間関係のトラブルがあっても 
うやむやに時間が解決ってそんな感じがする
村人が諍い無く 皆で仲良くって農耕民族の昔からの流れだろうが
そんな「事勿れ主義」は俺には馴染めない、、それじゃ ズルイ奴が得をする、、

3時頃カミイが車を出してる 見てると危なっかしい、、
アミタを迎えに行くと言うから助手席に乗って付き合う
え!え?ギヤ1stと2ndだけで運転してる ガソリン食いそう、、
横でギアを切替えるように言ったら「スピード出るから怖い」って、、
これじゃ1人前に運転できるまで相当な時間が かかりそう、、

保育園に行くのかと思ったら4月から幼稚園に変ってた、、
幼稚園は小学校と同じ敷地に併設されてる
ガーニーの子供とシートンの下の娘を一緒に車に乗せる
彼らの親達も田植えで忙しいから終わるまでカミイの母さんが孫の面倒みる

いつもなら運転手のピアンが送迎するらしいが彼も田植えに皆と一緒に行ってる
臨時の運転手は半人前で少し怖かった、、
校内だけは学生が多いから俺が運転した(だから誘ったんだな、、)

少ししたら学生達が帰ってきた その中の1人に声をかけ按摩を頼む
他の子も来たがった「残念でしたTVゲーム古い部屋から持ってきていない」
それを聞いて彼らガッカリ、、いつもなら新しいゲーム買ってきてるから、、
今回はバンコクでのトラブルで買う暇が無かった、、

「フットボールのゲーム(ワールドサッカー ウイニングイレブン2001のCD)遊ばせてよ」
その言葉に応えてゲーム機を持ってくる 新築の広間はエアコン工事が終わってないが
それでも彼らにとっては御殿みたいな家 玄関先で足を水を使って綺麗に洗ってる、、
タイルだから掃除は簡単だけど そこまで気を使ってくれて嬉しいよ、、
 
按摩を終える頃 ウッが彼の持ち駒では最高の奴らだけ3人連れてきた
SEXにかけてはバンコクのゴーゴーバーのプロ達より強い3人だ
「これで少し返したよ 後何人でチャラになる?」
「おいおい金の問題じゃない 君に以後の仕事を頼む気は無いって言ったろ」

彼が出ていってから3人の中のクゥンが「彼と何かあったのか」と聞く
「いや何も、、ただ彼を信用出来なくなったから来ないでくれと言ってるだけさ」
「俺達はどうなる?」「君が来たいなら1人でおいでよ」「構わないのか?」「ああ」
 
驚いた!彼が話すにはウッを通さないと俺の家には入れないと聞いてたらしい
事情は説明しなかったが「じゃ友達も連れてきていいか?」と言うから
「バイクの2人乗りで来てもいいけど同時に沢山で来てはいけない」と説明
何とか困らずに済むかも、、
彼らの家を知らないから その内に案内してもらって友達 たくさん紹介してもらおう、、


朝 目が覚めたら小雨 今日はサコンに買出しの予定だから心配
10時頃カミイが頼んでたトラック?が到着 これパタヤで相乗り巡回タクシー?に
使われてるソンテウみたいな屋根と座席が有る小型トラック改造の車
雨季だからカミイが屋根付きをチャーターしてきたと言う(メチャ古い)

サコンに向う車の窓から田植えしてる人達があちこちで見れる
田植機は無いから人海戦術で頑張ってる 日本より泥濘に沈む度合いが大きい
昔TVで米粒投げて適当に伸びた稲を刈り取ってるのを紹介してたが
それと違って ちゃんとそろった苗を田植えしてるから疲れそう、、

後で村人に聞いたら姿勢を曲げて1日中作業するので膝から腰までの
足上部が とても痛い位に疲れるそうだ、、以前ちょっとだけ手伝ったら1時間も持たない
痛い位に疲れる前に俺の場合は痙攣してしまった、、2度とやりたくない、、
 
サコン到着 電器屋 家具屋 電気屋 銀行 スーパー 立寄る所がイッパイ、、
TV14インチが2台 安くで済ます為に韓国製 以前シートンに買ってあげたのが
ぜんぜん故障知らずだから日本ブランドに拘らなくてもいいか(どうせマレーシア製だし)
 
冷蔵庫は男達が水を飲むからドアに自動給水栓付の東芝製 これで冷蔵庫の中を
覗かれずに済む、、見るだけならいいけど厚かましい奴だと黙って食べちゃうから、、
電子レンジ オーブントースター VCDプレーヤ 客間用のラジカセ 扇風機
その他の電化製品や延長コード等の小物まで全部そろえる、、
 
家具はカミイが買い揃えていたから不足分だけ、、それでも客間のベッドの追加や
鏡台 庭用のテーブルと椅子4脚のセット パソコン机と椅子 ベッドのサイドテーブル
欲しい物 全部買ったら車に載せて帰れるか心配、、屋根の上まで積んで満杯だ、、
 
更に電気屋で井戸ポンプ AV分配ケーブル 同軸ケーブルに分配器 隙間に詰め込む、、
今回は衣類を持ってこなかったからデパートで買い込み スーパーで生鮮食料品から
生活用品まで揃えたら助手席の足場まで満杯になってしまった

こんなに買い込んだのは以前の家を建てた時 以来だ、、
雨はサコン到着時には降り止んでたけど念の為に青い防水シートを買って被せた
時計を見たら4時だ、急いで帰らないと朝飯は食ってたけど昼飯抜きだから腹減った
(カミイと運転手は街の食堂で食べたけど俺はスイカジュースだけで我慢した)
 
帰りにタレーって街のタラート(市場)に寄って魚や果物などを母さんの土産に買った
小作人達がカミイ家の田んぼの田植えに毎日総出で頑張ってるから偶には御馳走の
御裾分けしなきゃね、、日当欲しくて自分の田んぼを後回しで手伝いに来てる奴も多いから、、
 
5時過ぎ到着 大人達は田植えで居ないから車から荷物を降ろすのは
近所の学校から帰ってきた生徒や子供達の仕事になった
彼らも親が田植えだから家の炊事の時間だろうけど満載のトラック見て手伝いに来てくれた
こんな時って隣近所は ありがたい、日本だと多分見てるだけで手伝いに来ないかも、、
 
中学生くらいの奴達がベッドや冷蔵庫 子供達は小物を自分の持てる範囲で手伝う
数回の往復で何とか全部 家の中に運び込んだ 子供達のガキ大将に「1人5B」と
言って100B札を渡す 小さな顔が皆 笑顔に、、ガキ大将の後を追って店の方角に消えた
 
中学生以上の人には こんな時は御礼は渡さない 
手伝うのが当然って村の人達は思ってるから御礼を貰う癖を付けたくないから、、
まあガキ大将が気を利かせて中学生にも菓子買って帰ってきた 15Bのお釣を受け取った

小さい子供は別として彼らがドヤドヤと集まってる間に按摩のローテーションを決める
本当は上手下手が有るから上手な奴だけと言いたいが1日3回の内の1回が彼らの受け持ち
まあ公平に仕事をあげても大人達の按摩もあるから困らない 自分達で決めてもらおう
甘かった、、日曜日だと早く来れてゲームが出来るから その日が誰かでモメテタ、、
日曜に来れたら辛い農作業の手伝いせずに俺の家で楽な仕事だからかも、、
 
母さんの台所から魚料理の匂いが漂ってきた、、さっきの魚(大きな魚が数匹)、、
日暮れ前には大人達が田んぼから帰ってくる この家で食える人は食べて行く
ガーニーは奥さんがガソリンスタンド守ってるから お裾分けを貰って家で食べる
家で食べる人は同じように自分で取り分けて必要な分だけ持ち帰る、、
 
それでも今日は残って この場で食べた奴が多かった
こんな日はビールやラオ(焼酎)が出る事を感で判ってるから、、そうそう君の感は正しいよ!


今日の農作業が終わってホッと一息って感じかな
皆で魚料理を囲みながら食べ そして飲んで 話も弾む
普通だと飲んでから食うのだが今日は酒の摘みみたいな感じで食べてる

日本みたいに各自の小皿に1人分ずつ料理を別けてある訳じゃない
普通は家族で一皿って感じだけど今日は魚がデカイので数皿に分けてある
それを手で魚肉を掴むようにして自分が食べる分を取ってご飯の小皿に移して
ご飯と混ぜながら食べる 

勿論 両親ともココで食べてれば子供も何時の間にか来て一緒に食事になる
何だか近所の寄り合いの席になったようだ

ただ これは変則的な食事風景 俺が皆で魚をって言わなかったら
たぶん1家族に1匹って感じで渡して家に帰って家族単位で食事する筈、、
今日は酒やビール付きの宴会って皆は思ってるかも、、
さっき料理を持ちかえった奴らも帰ってきた 皿が足りないと遠慮してたかな、、
それとも皆の話し声で「酒」ってピンときて帰ってきたか、、

誰かが「チャムロー居なくて寂しいか?」って俺に聞いてからチャムローの話になった
皆 飲んでるから遠慮なく?話してるが隣のチャムローの家に聞こえるからハラハラ、、

以前チャムローの姉さんと旦那がバンコクに住んでて遊び好きな旦那に耐えられず
姉さんが離婚して帰って来た話を書いた その後 姉さんは新しい男を村で探し
男は姉さんの為に家を建てて2人で新婚の暮らしをする準備を進めてた
そこでメデタシって話で済む筈だったが 以前の旦那が「悪かった もう一度やり直そう」と
連れに来て なんと姉は「うん」と言ってバンコクに帰っていったと云う、、

「家族と友人編19」で以前の旦那「G」の事については書いてるが
彼はこの村の出身じゃなくてウボンラチャタニの出身 俺は野性的な彼は好きだったが
土地柄も違えば性格も違う(以前 彼の村に遊びに行った事があるが違うのは彼だけかも
他の人はサコンの人と同じ感じだったが彼だけがヤンチャ坊主って気がしてた)

彼が帰って来た時「働き口が有るぞ」ってチャムローまで連れて行ったって、、
チャムローに遊ぶ楽しさを教えたのは俺だから教えなきゃ良かったと反省、、
バンコクやパタヤ等 田舎では味わえない楽しさを覚えてからの田舎暮しはキツイかも、、
カミイの母さんみたいな人柄の両親だったら良いけど彼の両親はダメの見本だから
農作業は親の分までやらされてたし、、

(彼の田舎イサーン編で8歳の彼を書いたが親は幼い彼を俺のSEX相手にしようとしたし
 学校に行かさないで俺に付けて金を稼がせた、バイク購入の時の賄賂の話も書いた
 それでも彼は素直な子に育って仕事は真面目だったし悪い事には手を出さなかった)

そこにザーっと急に大雨が降ってきた 母さんの家の下だから濡れないけど、、
まあ雨の音で隣に会話が聞こえなくなっただけ安心かも(笑)
Gが来たために捨てられた姉の男の話とかイッパイ聞かされた
たぶん酒が入ってなきゃ そんな話は隣に聞こえる場所じゃ しないと思うから、、

チャムローの気持ちが解る気がした 彼は少し早かったが若者は村を出ていく
子供の頃の行動半径は狭い 自転車で動ける範囲 少し大人になってもバイクの範囲
長距離バスに乗って移動する方法というか経験が無いから遠出はしない
 
1人で動ける歳になるとバンコクからの里帰りした人に紹介されたりして仕事を探し
一緒にバスに乗って初めての旅に出る(チャムローには俺が教えたが、、)
もし仕事が辛かったり役に立たなかった場合は1ヶ月位で帰ってくる、、
 
彼らが村を出たがるのは百姓しても金が入るのは両親で自分には入らないから、、
欲しいもの買いたいものはイッパイあるのに 手に入れる金が無い、、
又は兄弟が多くて畑仕事の人手が足りてて ある年齢から居場所が無くなるから、、
 
彼らは父や母が大好きだ 働きに行ったら親の顔を思い出す
例えそれがダメな親でも彼にとっては大好きな父と母、、
食うのに困ってる訳じゃないけど貧しい暮らしに給料の一部を送金してくる子が多い、、
親は生活の一部にそれを使ったりして不足分を送金に頼る、、、
でもホントにダメに育った子は送金なんかしてこない、、親のしつけが判る時でも有る(^^)
 
食事が済んで飲んでた彼ら「チャムローの代りにコイツでどうだ」と息子を差し出す
小さい子も居れば 15,6歳の子も居る 後釜を狙うのも判る、、大人の給金だから、、
本当に貧しい家の子が少し豊かな親戚などにコンチャイ(御手伝い)として預けられる場合がある
その場合に貰える相場は1ヶ月に800B(カミイから聞いた値段)だから俺の家は破格の待遇、、
勿論 預けられた場合は食事付きだけど俺の場合は家に帰って食えるから付かないけど、、
 
でも どうせ来てくれるならH付きの青年で結婚まで面倒みれる奴が欲しいな、、
この場所には来てないけど 1人だけ俺をそんな気にさせてる奴が居るから
本人にその気が有るか近い内に聞いてみよう、、

今日も小雨だ 毎年来てるから感じるけど今年のイサーンは天気が変だ
何か時期がずれてるような、、雨季だけど微妙に天気が違う、、
 
先日 作った水タンク もうそろそろコンクリート固まって使えるかな?
サコンで買ってきたポンプで水を貯め 今までのポンプで給水 これで大丈夫かな?
ついでに水タンクからポンプの間を透明なビニールホースにして
日本から持ってきた強力磁石にホースを挟んで水中の鉄分を調べる事に、、
 
小雨の中 自分達で工事は続く 濡れないようにビニールシートで屋根がわり、、
ブレーカの件もあるので工事屋が来るのを待っても良いけど早く風呂に つかりたいから
日本で昔やってた仕事を こんなタイの田舎まで来てやってる、、
 
少ない工具で何とか完成!昼前だけど試しに入浴、、と思ったが
お湯の温度を上げるのに水量でコントロールするから希望の温度にするのに
絞ったらホンのチョロチョロ、、お湯がタップリ溜まるには時間がかかる、、
まあスムーズに調整できるだけでもマシか、、溜まるまで待とう、、
 
お湯が一杯になるまで30分かかる 日本人が好む温度には瞬間湯沸しは向いていない
かと言って他のタイプは田舎には売ってない これが最高パワーのだからブレーカも無理
ガス式か深夜電力タイプを探して来ないと これが限度、、
 
工事を手伝ってたチャムローの兄が興味深げに浴槽に手を入れる
「うわ!ヤケドする!こんな湯に漬かれば茹であがる!」と驚いてる 大袈裟だよ、、
40度も無い温度なのに、、チャムローはホテルで毎日タップリと堪能してたよ、、
(彼も最初はビビッテたけど、、無理やり洗ったら何時の間にか お気に入りになった 
 彼らにはサウナの感覚かも、、チャムローどうしてるかな、、)
 
兄もチャムローと同じに洗おうとするが逃げる(笑)
チャムローだとお互いの信頼が有るから俺が先に入って見せたら信じて試すが
兄だと付合いが少ないから そこまでは無理みたい、、
 
だから俺1人で風呂を堪能 やはり熱い風呂は気持ちがいい、、
水質が硬水だから泡はたち難いが それでも楽しめる、、
しかし、、しばらくしたら、、痒い 身体中が痒くなってきた、、
 
げ!思い出した!!コンクリートの工事の後はアク抜きしないと
コンクリート成分が水に溶けてて確か酸性だったはず、、電気は専門だけど
左官は素人だから すっかり忘れてた、、
 
ドアを開けて部屋に居るチャムローの兄にカメに溜まった雨水をペットボトルに入れて
持って来てもらう 頭から水をかぶり すっかり洗い流したつもりだけど
どうしても痒みが抜けない、、パンツ1枚で外で小雨に打たれて濡れてると
カミイが不思議そうに「どうしたの」って聞く、、話すと笑われた、、、
(防水に塗った工事用のパテも悪いらしい、、後で知った事だけど、、)
 
水タンクの水 何回捨てたら使えるようになるか不明、、
少しずつ水に溶け出すだろうから時間もかかりそう、、当分は古い家のシャワーで我慢だ、
 
本当は風呂の後 チャムローの兄とHと按摩の予定だったけど それどころじゃない、、
彼の仕事は痒み止めのラナケイン軟膏を塗る仕事に替わった、、
全身に くまなく塗ってたら半分以上無くなった 彼 実験台にされず良かったと喜んでる、、
そんなつもりじゃ無かったけど これじゃ言われても仕方ないかな、、
 
この日は夕食まで おとなしく部屋でじっとしてた、、
身体がムズムズして遊びなんて考えられなかった、、
タルカムパウダー入りの化粧水で身体を癒したいけどタイ語じゃ何て言うんだろう、、
今まで彼らが使ってるのを見た事が無いから聞くにも聞けないや、、

10
ティウの兄が遊びに来た 「やあ!久しぶり」 彼とは今まで偶に顔を合わす程度だった
コンケーンの奥さんの実家で生活してるから いつもは村に居ないが
田植えの手伝いに単身で帰ってきてる 田植えが済んだから数日後には帰るかな、、
そう聞いたら他の田の手伝いして小遣い稼いでから帰るって、、今日は無かったみたい

彼 少し英語を話す 場所は忘れたけど外国に出稼ぎに3年行ってたから覚えた
でも ほんの片言、、タイ語で話してくれた方が判りやすいけど良く英語を使う、、
嫁の実家だと実権は嫁の両親にあるから この村で稼いだ方が気楽らしい

ちょっと売り込みをかけてくる、、サッ達がバイトしてるの知ってるから自分もって事らしい
まさか実の妹のティウが居る この家でって訳にはいかないから新居に移動、、
移動してから聞いたら仕事を紹介したのはティウだった!これで彼女の兄弟は制覇、、
しかし少し複雑な心境、、

彼のHは人並みで凄いって事は無かったから省略するけど
H済んでからも他の話しして遊んでた[妹はカミイと結婚して出世頭だ」とか そんな話し、、
次回も来て良いかって聞く まさかティウの兄さんにノーとは言えない、、
OKすると自分は運転も出来るから遠出の時は誘ってと言う
要するに仕事が有れば まだ嫁の実家に帰らなくていいって話らしいが回りくどい

俺 タイ語が話せるっていっても回りくどい話し方には慣れていない、、
日常会話が何とかできるレベルだからタイ人と話すような会話は疲れる、、
理解出来ないと思ったのかイントネーションのおかしい英単語を混ぜるから
かえって意味不明、、ストレートに話してくれたら100%理解できるのに、、、

仕事を欲しい為か田舎では日常使わない敬語とか混ざるから会話が変、、
聞役だと頭がパニックになるので逆に俺から話す事に、、、
「あのね遠慮しないで普通に話せば理解できるよ 俺が偉い訳じゃ無いから対等に話そう
お金持ちは皆 偉いって思ってない? 俺だって日本だと普通の人だよ
君も出稼ぎに出てたから解るでしょ 両替レートのマジックで金が有るだけなんだよ」

急に会話を普通に戻すのは抵抗が有ったかも、、でも だいぶ理解できるようになった
ティウが彼を俺に向けたのはチャムローがやってた「身の回りの世話係」をさせる為らしい
だから何とか気に入られるように話してたみたい、、

チャムローに8歳から教えた仕事を急に彼にやれって言っても無理、、
かえって子供だったら遠慮無く使えるけど一人前の大人だと命令形が使いにくい、、
それに何時も村に居る奴の方が後々便利だし、、

彼に目標金額はいくらか尋ねた 希望は無いが小遣いに不自由してるって、、
だから会社の面接みたいな会話してたのか、、ざっと料金提示 按摩120B Hして200B
それでOKみたい、、田植えの手伝いだと それより少ないから、、
秋に俺が来る時も帰ってくると張りきってる、、(稲刈りの後は仕事は無いし)
 
シートンの500Bやサッの300Bに比べれば少し安いのはHの凄さの差
サッから代金は聞いてるだろうけどクレームをつけないだけ感心、、説明もしなかった
その後 田植えが無い日は傍で待機し 有った日は夜バイトに来るようになった、、
 
カミイが彼が帰った後「いくら あげたの」って聞くから200って答えたら
「彼 たぶん毎日来るようになるよ 田植えより稼げるし出稼ぎで稼いだ金 バイクに消えた
コンケーンの家じゃ自分の田じゃ無いから小作人と同じ立場だし」って言う
まさにカミイが言ったように俺が帰るまで毎日来てた、、、人間は良いけどHが物足りない、、
 
毎日通うようになって性格が詳しく飲込めてきた 気が弱く引込み思案 体力は無い方だ
頭は良いから彼向けの仕事が有れば良いけど残念ながら ここには無い
裏切り者のウッの替わりのハントの仕事も彼の性格じゃ無理だし、、

彼 肉体労働よりデスクワークに向いてる 残念ながら学歴が無いから採用されないだろうが、、
せめて養鶏とか そんな仕事でもあれば良いけど田舎じゃ無いし、、
日本だったら自分に向いた仕事を選ぶチャンスは有るが彼には一度も無かったと思う
それでも精一杯 生きてる 日本人だったらメゲてるな、、きっと、、

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