俺の故郷イサーン編 11

去年の同じ時期 バレンタインデーの前にウドンタニの街にカミイとバスで遊びに行った
まだその頃コンピュータは持っていなかったけど友人ので探してプリントアウトした
英文のゲイバー一覧に この街に一軒のバーが記載されていたので訪ねるためだ
その場所は簡単に判ったけれど既に閉店していて工事中だった

残念だけど仕方が無い 自分で男を探すしかない カミイも手伝ってくれる
俺が直接 金額の交渉をすると大抵は高額になるから、、、
人力三輪車(サムロー)2台にカミイが「彼は男が好きだけど誰か相手に、、、」
と言ったら まずそのバーの元経営者を訪ねてくれた 
そしたら勤めていた男を集めるから待てと言う 何故かサムローの奴等と
一緒に出て行き40分位でトクトクに乗って3人ほど乗せて帰ってきた

他に居ないのなら仕方がないから 折角連れて来たのだからと3人共OFFすることに
ホテルをちょっと豪華な所にしてたから 他の安いホテルでHしてから帰ることにした
トクトクの運チャンが元経営者等全員乗せて?安宿に案内してくれた

ゲ!この方法は まずかった! 経営者は男を集める料金を請求し 
サムロー達は案内料を トクトクは料金の交渉をしないで何時の間にか加わったので
メチャ高料金を請求してきた う〜ん 久しぶりにお金の亡者に囲まれてしまった 

勉強料と思い彼等で分けるように1500B払った この辺ならサムローが10〜20B 
トクトクが50B 経営者への御礼500Bが普通だろう
安い部屋を2部屋借り 予備はカミイや残りの2人の控え室とした
1人ずつ来てもらってHしたけど 全部はずれだった、、700Bずつ払ってお帰り願った、、、

1人はデカチンだったけど既に酒が入っていてギンギンにならず他の奴も標準以下、、、
彼等を帰したら なんとサムローの奴1人が「良かったか」って部屋に訪ねてきた、、
さっきのお金の争奪戦に負けて100B(是でも多いと思うけど)しか貰えなかったと言う
俺達をホテルまで送って更に稼ごうと終るのを待っていたわけだ、、

「男は良くなかった ホテルまで乗せても20Bしか払わんぞ」と牽制
彼としては久しぶりの金ズル もっと欲しいのは当り前 彼考えてる、、、
まあ可哀想だから「俺と寝るか?500Bで」って稼がせてやった でもコイツもはずれ
ホテルに帰る時 「明日 男連れてきたら1人に付き100Bの手数料払う」って言っておいた
今日は4000B以上無駄金を使ってしまった 運が悪い1日だった

カミイが同情して久しぶりに寝てくれた 
彼SEXで最初 俺を満足させたから日本までOFFして連れて行った位だから上手い
でもこの頃は 彼とはそんな仲じゃ無いんだ 普通はその役シートンがやってる、、、
なんか女房とは寝ないで他の女を捜してる中年のおっさんと思考が同じだ、、ヤバイ

あくる日 彼から「外に男を3人連れて来てる」って電話があった 
昼間だから食事がてら外に出てすぐ傍のデパートの前で会ってみた
成る程 指定通り20歳位の奴 3人連れてきてた はい!300Bね!

このサムロー1日100BI位の売上だそう もう1週間分稼いだね
彼らにはカミイと一緒にタイ飯を食べて来てもらう事にして1人でケンタッキーへ
その後 1人ずつホテルの部屋に来てもらい 昼間からH 3人の内2人はマアマアだったが
2番目に来た青年は凄かった 何でゲイバーに就職しないの?
絶対No1の売れっ子に為れるのにって感じ、、、

本当はその日に帰ろうか良い男 居ないしと思ってたけど帰るの延期した
だって硬くて長く太いチンポでこんなに攻められるのは滅多に無いし
SEXの時間も長いし 勢いも有る そして身体も顔も凄く良い 田舎だけど1000B払った 
明日も来てね カミイが帰ってきたので報告、、

彼と食事に行った時の話しでは 連れてきたサムロー 彼のオジさんで彼と田舎が同じ 
今日は強制的に連れて来られたって、、 え!無理やりHしなくても良かったのに 
でも明日来るって約束したよ、、、 次の日 約束の時間になっても来ない、、
家を聞いてなかったから訪ねられない、、、

そう言ったらカミイが「昨日聞いてるから行ってみる 来る気が有ったら連れてくる」って
さすが!彼 重要な処はちゃんとホローしてる 助かった! 彼 カミイに言われてスグ来てくれた
バス停横の食堂の親戚のおばさんの所で 無給で仕事の手伝いしてて食べさせて貰っているけど
客が多くて抜けて来れなかったんだって

カミイが来たので「友達が訪ねてきた」と言って抜け出せたと言ってた
彼が「相談が有るんだが」って言う 好きな女がいて もうすぐバレンタイン
無給だからプレゼント買えないと思ってたけど昨日1000B貰ったからイヤリングなら買える

だけど後2000Bあれば金のネックレスがプレゼント出来る 
今日のSEX2000B貰えないか?って尋ねられた
う〜んバンコクなら2000B黙っていてもチップでやる子だがココはイサーンだから こう返事した

「昨日と同じなら1000B だけど休まず2時間ずっとやったらあげるよ 君の頑張り次第」
まさか本当に出来るとは思わなかった しかし彼2時間ばっちり頑張ってくれて
カミイが外からドアをノックした時が丁度2時間だったが まだ終っていなかった

「まだ」って大きく叫び カミイに待ってもらう 凄いSEXだったがスピードを上げて
ズコズコが更に激しくなった とても2時間やりっぱなしの 体力とは思えない元気さ
「そろそろイクよ」って うわ〜凄すぎる 感じる〜
彼がシャワーに行ったのでドアを開けカミイを中に、、、
へとへとの俺を見て「良かった?」     「うん」、、、て言うのも疲れた

彼がシャワーから出たので約束の2000Bを渡した
「住所 教えてよ 俺が又こっちに来る時 手紙で知らせるから」
「これだけ有ればネックレス買える 男と寝たと彼女にバレたく無いから手紙いらない」
う〜ん普通なら1度寝れば次も金欲しさに連絡先を教えるのにコイツの言う事 本当らしい、、、

そんな訳で 今年も同じ時期にウドンタニを訪ねてみた
あわ良くば彼と今年もH出来るかもと思って、、、
でも既に食堂では仕事してなかった 田舎に帰ったとおばさんが言う 
カミイの友人って言ってるから田舎の住所聞くのも変だし、、
だから今年は巡り合えなかった、、、
彼 彼女と上手くいったのだろうか、、、想いでの中の男になってしまった、、残念、、、

1つだけ疑問のままだ タイのイサーンではバレンタインは「愛を告白する日」らしい
日本と違って男からでも構わないらしい カミイに聞いたらホワイトデーは知らないって、、
なんか便利な日だけどバンコクでもそうなのかな?
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俺の故郷イサーン編12

ウドンタニから2時間半でサコンの町に着いた 
カミイがお土産で買ったケンタッキーの フライドポテトが「しなしな」となってガッカリしてる 
何時までもサクッとしてると思ってたらしい、、
じゃ冷凍食品を買って家族にサクッとしたのを食べて貰いましょう(^o^)

更に車を雇って1時間で我が家だ、、 ケンタッキー沢山買ってきたから食べてね、、
で結果は「美味い」「これ幾ら?」 カミイが高いぞ〜と言わんばかりに値段を言うと
お母さん達 呆れてた、、

でも15ピース全部好評のうちに無くなった もう1箱6ピース入りのは隠しといたけど、、、
だって夜来るシートンや 隣のチャムローにも食べさせてやりたいから、、
シートンの家族は彼と奥さんと子供2人 だから4個残して
さっきから俺に呼ばれるのを隣から「ちらっ」と時々見てるチャムローを呼んだ

レンジでチンして残り2個を渡したら1個咥えて もう1個は大急ぎで家に、、
彼らはTVのCMでケンタッキーは知ってるけど現物を食べるのは初めてだった
それにサコンからアイスクリームも買ってきたからチャムローにも小カップ1個あげた

俺の家ではいつでもファミリーサイズのやつを常備してるから誰でもいつでも食える
勿論チャムローも俺の部屋でお裾分けで偶に食ってる、、
でも彼の妹や姉の子達は今日は盆と正月がいっぺんに来たみたいだった
(彼の妹は今日 初めてアイスクリームを食べた)

近くの寺に行った 今 村人達がお金を出し合って今までの寺の横に新しく建築中だ
少しずつしか進まず まだ何時になったら完成するのか判らないが
村人が寄付出来る位に生活が豊かになってきた証拠だと思う、、

まだ完成してないから古い方の建物が公民館がわりに今も使われている
村に無い高級車が来ていた 村人じゃ無い知らない人達だ
お付きの人が選挙のポスターを貼っている「ソーソー」選挙だって、、

3人のポスターの横にはお金と手のポスターが 
書いてあることは読めなくても 買収に注意の意味はわかる

彼ら俺がここに住んでる事に興味をもって いろいろ質問してくる
最初はシンガポールか台湾人だと思ってたらしいが日本人だと知ると
「よりによって こんな所に」と呆れてた 何処に住もうと俺の勝手でしょ!
まあ タイ人でもココは へんぴな田舎だって事だ、、

彼ら日本の事を知りたがっていたし まあ感じの良い人達だったから家に招待した
日本の選挙の事から生活 文化 家電や自動車のメーカーに至るまで かなり詳しい
国民1人あたりのGDPや平均給与まで知ってた

俺の日本の菓子をカミイが出すと中身より包装に感心してる
一口サイズの柿ピーにそんなに感心しなくても、、、サキイカの品質にも、、、
ただ彼ら誤解してた 日本人が全て金持ちで凄いリッチな生活をしてると思ってた

物価を説明し「俺 ここに住んで日本に出稼ぎに行く気持ち解るでしょう」っていったら
「煙草や食事 生活費がそんなに掛るなら私でもそうする」ってうなずいてた
彼らが帰ってからカミイが彼らと知り合えたこと とても感激してた
彼ら かなりの「お偉いさん」だったんだって それなら最初でそういえばいいのに、、

外では村長が待ってて頭下げてた、、、誰だったんだろう、、、?
身分がどうのとか 有名な**とか聞いても俺知らんもんね!
後で気がついた あのポスターの写真の人だった!

その後チャムローと彼の友達「Gパン君」の家に遊びに行った
さっきの「お偉いさん」の話やケンタッキーの話で盛り上がった
チャムローもケンタッキーは初めて食ったが それを友達に自慢げに言うので
友達が欲しそう、、「俺んとこ来れば1個だけやるよ Hと交換」と冗談で言ったら
あっさり「うん」て、、今までで一番安い物々交換になった 儲けちゃった!
シートン3個になって御免! 
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俺の故郷イサーン編 13

彼の田舎イサーン編でチラッと出て来た カミイの死んだ父の兄弟(つまり叔父さん)
俺がカミイの所で生活を始める前は 助けるどころか姿を見せる事も無かったそうだが
俺が行くようになってからは しばしばカミイの家に来るようになったそうだ

確かにしょっちゅう姿を見てる あれをくれ とか お土産は? とか うるさい奴だ
困ってる時に力になってくれない親戚なんて家に入れつけるなって何度も注意した
カミイは「親戚だし相手にしないと どんな陰口叩かれるか怖いし、、」って言ってた

処が2年前からピタッと来なくなった 俺と外で会うと「土産はジーパン頼む 日本製ね」とか
相変わらず うるさいが相手にしない カミイに「今日も会ったよ でもこの頃 家に来ないね」 と 
尋ねたら「金を借りに来て返していないから都合が悪く 顔を見せられない」と言う

「幾ら貸したの?」「5000B 2万B貸せって来たけど どうせ返さないから」
俺 言ってやった「もし又 来たら 金返してって来た度に言えよ 丁度良かった!」
それ位の金で村では貧しくもなく中流のくせに カミイ達が困っていた時 何もしなかった奴の
顔を見なくて済むのであれば安いものだ!

ところが今回 彼がまた尋ねて来ていた 俺 そ知らぬ振りして2階へ、、
カミイが俺の処に1人で相談に来た「奥さん病気で金貸してって来てるんだけど、、

俺 わざと下に聞こえるように大声で「前に貸した時 返して貰ったか おまえが困った時 
彼 助けてくれたか 俺が居なけりゃ借りに来るか」って 怒鳴ってやった
でもカミイ困ったように「奥さんの病気 入院しなきゃならない程 ひどいらしい」って言う

俺「おまえの母親なら言われなくても進んで金を出す 疎遠な親戚まで面倒はみない」
ここで はっきりしておかないと親戚縁者すべての面倒をみなくては成らなくなる
カミイは断りにくいだろうが 何処かで線引きしないと、、、、
カミイ仕方なく下に降りていった 後で聞いたら叔父さん粘ってたけど帰っていったと言う

俺だって後味が悪い もし死んだりしたらもっと後味の悪い思いをするだろうし恨まれるだろう
でも今回は助けてやれたかも知れないが 俺が働かなくなる4年後から後にも
今回と同じような相談があって その全てを助けていたとしたら俺の金なんて すぐ無くなる、、
勿論 ちゃんと返す奴や金が無くても後で労働で(含むSEX)返す奴なら 多少の相談なら乗る

その日の夕食は なんか食欲無かった カミイが食卓に座った
カミイ「今日みたいな時 ここらじゃ多少でも助け合うんだよ、、」
俺  「おまえの思う多少って タイ人の時と日本人の時と額は同じか?」
カミイ「今日のは貴方なら額が大きいと思う、、でも それは貴方には小さい額では?」
俺  「返す奴なら貸す でも くれてやる気持ちは毛頭ない 助けるにしても人を選ぶ」
そんな こんなで 話が続いた、、

俺  「もしティウやアミタ ティウの両親や おまえの母と兄弟に何かあったら100%
    あてにして良い でも兄弟の奥さんや子供等は助けるかどうか俺にもわからない
カミイ「助けないかもって事?」
俺  「彼等が返せる範囲でなら助けるって事」
カミイ「もし返せない金額だったら?」
俺  「もしも何かアクシデントがあったら その時の為に自分で備えておくのが常識だ
    その為に俺やおまえの家族を犠牲にする考えは無い それに彼等は
     おまえの御蔭で他の人より収入がいいから ちゃんと貯金をするかどうかは彼等しだい」

俺  「アミタを大学まで進学させる金は準備してある 俺の家族だから
    でも彼等の子供が凄く金のかかる病気になった時 もしそれを使えばアミタが学校に
    行けなくなるとしたら おまえはどっちを取る?」
カミイ「昔なら病気の子を助けた、、、(無言)、、、今は解らない その時になってみないと

そんな話をしていたらチャムローが来た 話はそこでストップ
いつものようにシャワーに行って背中を洗ってもらう それから彼の仕事である按摩とHが始まる
按摩して貰いながら考えた もしコイツだったら俺どうするかな?って、、、
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俺の故郷イサーン編 14

村に娯楽は少ないから青年達の娯楽はバイクツーリングだ(15歳〜21歳 これ以上は大人)
偶に未婚の年配者も混じってるけど この頃はデートにもバイクは必須アイテムになってる

彼等から良く遊びに行こうと誘われる 全戸にバイクが有る訳じゃ無いから
二人乗りで何台か遊びに出る事もある(仲良くするのはボーイハントの早道)
彼等だけで出掛ける時は隣村の知り合いとか ちょっとした場所ばかりだが
俺が加わるとガラリと場所が変わる

つまり 何時もは行けない場所を言われる事が多い(彼等が行ってみたい場所でもある)
ディスコとか飲み屋とか置屋とか金が無くては遊べない場所か
ずいぶん離れた場所に有って風光明媚な場所だが遠くてガソリン代や昼食の心配のある所だ

気が向いた時は偶にだけどOKを出す
1人当りの金が あまり掛らないディスコ等は全員で出掛けるが 
多少コストのかかる飲み屋等は抽選になる
(当りクジを当てたのが年少者ばかりなら俺が指名して誰かを加える)

今日は誰かがカラオケって言い出した 俺の部屋ではカミイが怖いらしいから
初めてだけど「いいよ」ってOKした でも何処にカラオケなんて有ったっけ?
良く話を聞くと 10Km位離れた飲み屋で女もいるらしい(誰も本当の事を知らない

じゃ行ってみようか! でも金が掛りそうだから5人ね!
(その中から俺の運転手チャムローを引くと4人)
今日は豪華版 酒とカラオケと女 3点セットだ、、彼等の目の色が変わる
真剣勝負の抽選の末 勝った奴の誇らしげな事!

俺が夕食を取った後で集合する事になった シートンに遅く来て待ってるように連絡
飯食ってると既に外で皆待ってる おいて行かれるの嫌だろうから、、、

酒は飲まず 女は要らず タイ語しか無いカラオケは詰まらない 俺に取っては三重苦
でも彼等の楽しそうな顔を見てると偶には奢ってやらなくちゃと思う
さあ出発!どんな所かな?

Xmasみたいな小さい色電球がチカチカしてるカラオケ屋?に到着
店の前に22〜3歳のネーチャンが2人 椅子に座ってる
俺達のバイクが止まると不審そうだったが日本人を発見して満面の笑みに

感想から先に言うと「つまらん
店の中には女は居ない つまり外にいた2人だけ カラオケはビデオテープで頭出し遅い
内装はチャチと云うより床はコンクリートの打ちっぱなしで壁には映画?のポスターだけ
せめて ここの主人がいい男だったら良かったけど 何処でも居そうなオジン、、、
まあ 飲み代そんなに高く無いから それだけが良かったけど、、、

それでも彼等は楽しそう 酒のツマミを結構沢山オーダーし ビールそれからウイスキー
女とカラオケのデュエット 飲めや歌えの大騒ぎ だって他に客は居ないんだモン
俺も場を盛り上げるために チョークディ ゲームをプレゼント

此れチップをまず10Bあげる そしてソレそのまま貰ってもいいけど賭ける事も出来る
つまり俺の両手のどちらかには20Bが握り締めてあり もう一方には何も無い
当てれば当然貰える これを50B 100B 200B 500Bと繰り返し最後は1000B札だ

確立2分の1だから 1000Bの確立は64分の1だ!これ駆け引きが有って実際にはもっと低い
大抵 腕時計に気をとられ(更に俺が左手を見つめたりして心理作戦を加える)左から選ぶ
他の皆が挫折する中で今日の女は1人手強かった 彼女500B貰って降りた

ここまで来たら1000B賭けないの?って聞いたら「これだけ有ればノンカイで開催中の祭りに
友達と2人で行ける」ってもう1人の女を見ながら言った 強運の持ち主君 良かったね!

その日は飲酒運転されたら怖いから俺が帰りは運転して 最年少の子を乗せて帰ってきた
他の奴ら まだ残っている酒を飲んでから帰ってくるだろう でも何が楽しいの?あんな所、、、

次の日から彼等が按摩したりSEXしたりして俺から稼いだ金で
チョークディ ゲームをせびるようになった 
彼女が幸運だっただけで柳の木の下に2匹目のドジョウはなかなか居なかった

だから彼等 俺とのアルバイト代が消えてしまう結果に
俺が巻き上げるのでは無く 彼等が欲を持ちすぎるから、、、
程々で勝ってる内にヤメときゃいいのに、、、俺の所為じゃ無いモンね、、、
そのうちカミイにばれて怒られ このゲーム御法度になって消えた
(今でも 大人の人とHする時は闇で開催中!)

でも考えてみると 俺には僅かな金だけど彼らには大金だ
それに宝くじと違って100%以上の払い戻し確率だから賭けたくなるよね、、、
(日本の宝くじの当選払い戻し金額は49%だそうです タイのは知らないけど、、、)

俺 自分では賭け事しないのに 彼等の賭け好きに混ざってしまった 反省、、、
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俺の故郷イサーン編 15

田舎で生活してると遊ぶ店もコンビニも何も無いから 昼間の時間潰しに苦労する
村の奴等はそんな生活に慣れてるから 魚捕りの網を編んだり寝てたりしてる
俺は作業は無いし昼寝の習慣も無いから暇を持て余す
TVゲームしたり川で水泳したり もっぱら子供達と遊んでる(ボーイハントする時以外は)

今プレイステーションのワールドサッカーとK1(キックボクシング)のゲームに彼等は夢中だ
そう云っても裸足で外で遊んでいる彼等を家に入れるのは部屋が汚れてカミイの機嫌が悪い
だから玄関先のタイルの部分で遊ばせて その日のチャンピオンはお菓子の景品をあげたりする

でも 彼等の中からクレームがでた 家の近い子はTVがでたのがすぐ解り俺の家に来れる
自分の家の仕事が多い子や遠い子は どうしても1台しかないゲームで遊べないと言うのだ
彼等が来た時は すでに家の近い子にゲームが取られていて練習できず景品がもらえない

どうすれば良いか彼等と話し合った末 俺の家で遊ばず輪番制で彼等の家に貸し出す事にした
順番は彼等にまかし 仕事が有る時は順番交代 強い子じゃなく借りた子がゲーム優先
俺が取りつけに行った時 外し方を覚えて夜には返しに来る事 これが新しいルールになった

これが嬉しい事に思わぬ副産物を産んだ 彼等は夕食の時間になったらゲームをやめて
食事が済んだら親と一緒に返しに来る ちょっとした景品だったりするけど彼等が
主導権をもってその日のルールを決められるから その日ゲームが家に有る奴は強い

だからと云う訳でも無かろうが親が景品のお礼がてら尋ねてくる
母親の時は勿論何でもないけど 父親の時は「ビールでも飲んでかない?」って奨める
勿論 この父親達 独身のころ俺が頂いた奴か 当時は知らなかった奴だ

小さい子供がいる奴等って女房が遊びに外に出してくれないから なかなか俺と寝れない
でも こうやって子供をダシに使えばチャンと俺の部屋に来れるって訳!
意図してやった訳じゃ無かったから 思わぬ副産物に にんまりだ!しかも日変わり定食!

そんな中の1人 Kの事を書いてみるね
この村の女と結婚してサコンナコンの町に近い農家から婿にやって来た
勿論 向こうは俺の事 知ってたけど顔を合わせば挨拶する程度で話す機会が無かった

俺の部屋にきたら おもむろに服を脱ぎだした 誰かに俺の事 聞いてて部屋にあがれば
そうするって教わっていたらしい、、、何ちゅう教え方! まあ良いけど、、、)
自分から脱ぐだけあって力仕事で鍛えた肉体は素晴らしい 惚れぼれしてしまう

奥さんの両親と住んでて そこの田畑の仕事してるから小遣い等 自由になる金が無いって
俺と寝ればって誰かのアドバイス貰ったらしいけど そんなに知り合いじゃ無いから
向こうから尋ねて来る訳にいかないし 俺も いい身体だなって思ってたけど機会が無くて、、

このK タイ人には珍しく 裸を見詰められても恥かしがらず自慢げ ナルシスト?
ちゃんとポーズさえ取ってる! あんまり身体の線が芸術的だから触って楽しんでた
チンポも触って大きくしてみると 彼 自分でしごきだしギンギンにしてから
俺の頭を片手で押さえて わし掴み 彼のチンポに俺の口を持って行きグサッと突っ込まれた

ググッと奥まで入ってるから息が出来ない でも凄かった!うーん男性的!!
何かオスの臭いのする奴だ 俺が彼のにゴム着けてると俺の背中から下に手で催促
望むところ 彼 俺の穴 指で位置を確かめるようにしてから彼のをあてがった

入っていくのを確かめるようにユックリ入れてきた 俺を抱きしめながら手が乳から前後左右に
動きながら強く弱く俺を掴む 少し身体が離れたなって思ったら今度は背中、、、
その間も彼のピストンは続く セクシャルマッサージSEXとでも言おうか、、気持ちよさ 心地よさ

たぶん彼 奥さんにはここまでサービスしないよな、、仕事と思うからやるんだよな
何か彼の奥さんに勝った気がした 悔しかったらお前も金払ってやってもらえって、、
15分位して身体をくっ付けてきた 上半身をしっかり抱きしめ下は激しく奥まで突っつく
急に止まる いったなと思う間もなく更に強く抱きしめられて暫くそのまま 凄かった!

暫くビール飲んで休んでから「300B分の働きしたかな?」って尋ねる
彼に俺の事 教えた奴に 俺300B払ったらしい(彼 誰だか言わなかったけど)
俺「人によって 日によって違うんだ 今日の君は400Bあげていいよ」って答えた

本当は500Bあげたかったけど教えた奴に余り自慢されて ひがまれても困るから、、、
この日変わり定食 方式もっと早く思いつけば良かった、、、
もう日本に帰るまで あんまり日にちが無い、、もっと美味しいの沢山居たかも知れないのに、

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俺の故郷イサーン編 16

田舎の生活1ヶ月も もう終りが近づいた 何事も無く過ぎようとしている
思えば之まで毎年色々と有ったから平穏無事に過ごせた今回はのんびりとしてた

近所の子供達と遊んだり 青年と冒険旅行に行ったり大人達とスケベしたりは いつもと変わらない
でも毎年少しずつではあるが 俺みたいな よそ者でも客じゃ無く住人として受け入れてるのが判る
珍しさも消えて そこに俺が一緒に居るのが自然な感じで隣近所の付き合いがある

最初は習慣や風習 生活レベルの違いに戸惑い ゴリラの群れに飛び込んだチンパンジーだった
幸いだったのが彼等が俺を受け入れる度量を持っていた事 
考えてみれば俺 最初は日本の常識をそのまま持ち込んだ金持ってるだけの嫌味な日本人だった

彼等のする事 成す事に驚き 日本を基準に考え 犬やカブト虫を食う事に衝撃を受け
蝿のたかった魚や肉に顔をしかめ 親切を「金が欲しいから」と曲解し 何て嫌な人間だったろう
(旅行記としては其の方が面白かったかも知れないが、、、)

俺 村の皆さんと知り合いになれて本当に良かったと思う
確かに今でも俺は日本人だ 彼等の中にいても彼等の生活の たいへんさ 苦しさは体験してない
でも彼等から 思いやり 親切 人を許す心 人生の楽しみ方 他にも多くの事を学んだ

カミイとも最初は こっちが勝手に好きになり恋して彼につきまとい 相手も俺が好きと決めつけていた
彼は助けて貰った恩義を当然の事として親切で返したまでで 俺を恋した訳じゃなかった
俺 ゲイでも無い奴に恋愛を求める方が おかしい事に気付いていなかった、、、、

彼の親切を勝手に勘違いし 恋人きどりで今になって思えば 彼の嫌がる事 平気で要求してた
彼が結婚する時 彼を取られるみたいで奥さんに嫉妬したりもした
彼 俺の持ち物じゃ無く 1人の人間なのに「取られる」なんて考え 今考えればオカシイのが解る

だから数年前は心の葛藤が有ったし 彼との仲も是までかって処まで険悪になった
この旅行記では9年前から途中を飛び越え 急に現在の書き込みになったから
それらの事については触れなかったが 俺にとって一番苦しい時期だった

俺が幸運だったのは彼等が戦闘的 攻撃的な性格じゃなく平和的穏便さを持った人達だった事
ゲイに偏見を持たず在りのままの俺を受け入れてくれた事
俺が悲しんでいる時 苦しんでる時 彼等の優しさが嬉しかった

俺 今でもカミイを愛してる でも今ではそれは恋じゃない
彼が望む夢が有るとすれば協力したいし彼が大切なもの 俺も大切にしていきたい
無学な彼に俺が教えられる事は山ほどあるが 彼の成長を待ちながら失敗も経験として体験させ
無理に正解を教える事無く 頭でなく体験を通じた人間に育って貰いたい
幸いに俺には彼が失敗してもやり直しが出来るだけの財力は有る

逆に彼から俺が学んだものの方が遥かに多い そして貰ったものも更に多い
人間は金さえ有れば何でも出来ると思ってた自分が恥かしい
俺が彼から貰った一番大切なものは人間の心だ これ幾ら金積んでも買えないよね

明日の生活に困らないだけのお金が有るのに将来に不安を憶え「まだ足りない」と満足を知らない
自分は自分 人は人なのに グループの中にいないと不安や孤独を覚える人間的弱さ
最初から自分には出来ないと諦め チャレンジしないで人を羨やむ
満ち足りた日本に居ながらこんな日本人のいかに多い事か、、

彼等には財産と呼べるものは少ない でも日本人に比べて彼等は強く 優しく たくましい
子供の頃から彼等は同じ年齢の奴だけでなく年下とも年上とも大人とも付き合いが有る
当然ガキの頃から序列 尊敬 指導法 思いやり いたわり 人の痛み 親切 裏切り
ありとあらゆる事を経験として学び 成長していく(残念ながら学校で学ぶ知識は少ないが)

俺が子供の頃 まだ日本にも これと同じ社会が残ってた
今 青少年の犯罪が多発してる 人の事を考えない 人の痛みや 命の大切さが判らない
これって子供の頃の社会が失われ 体験出来ずに育ったからじゃないかな、、いじめの問題も、、

俺にしたって忘れかけていた社会だった  日本人がタイに行った時 感じるノスタルジーは
自分が忘れかけてた彼等の笑顔 親切 素朴さ そんなものを感じて懐かしむからじゃ無いだろうか?
俺 そんな社会にドップリと浸って自分を取り戻し 更に磨いた気がする

昔からの友人に「最近は変わったね」って良く言われる
なんか ゆとりがあって 人間が丸くなり 相談しやすい性格になったそうだ
自分でも前より人生が楽しくなった気がする 人の事も見えるしね

これ俺が彼等から貰った大切な宝物だと思う(形は無いけど)
俺 産まれたのは日本だけど 今の俺の故郷はイサーンだと思う

偶に昔の嫌な俺に今でも返る時がある それは典型的な今の日本人と付き合う時や話す時
相手のギスギスした心に自分が殻を被る タイ人としての俺では耐えられないから、、、、

こんなスケベな俺でも 皆さんから「何か憎めない」とか「何処かほのぼの」とかメール頂く
それは多分 俺の中に皆さんの好きなタイの心を感じて下さるからだと思う
数年前の俺だったら 総スカンをくっていたかも

人間 出会いを大切にしていきたい サコンの人達から心を学んだように
今 掲示板の書き込みを通じて人間を学び 自分を発信する事を憶えた
今度はホームページを通じて 俺が学んだタイの心を少しでも多くの人に見て貰いたい

人間 働いて金を稼ぐだけじゃリッチには成れるかも知れないけど幸せに為れるとは限らないよ
人間として大切な物 何処かに忘れてきていませんか それを発信したいんだ

それって高尚なものじゃないし 持ってて当り前のものなんだ 前は俺 それを失いかけてた
タイって人間の醜さ ズルさ 身分差別から 優しさ 思いやり 笑顔まで全てある凄い国
そこで生活したこの1ヶ月は 楽しかった

俺 文章書きだして まだ半年にもならないから 日常の生活は書けても心までは書けない
そんな拙い俺の文章から タイの匂いを嗅ぎ分けて頂き感謝します

日本での3ヶ月の出稼ぎがもうすぐ終り およそ半月の故郷への里帰りが かないます
日本で擦り減った心 たっぷり充電してこなくては 家族のみんな もうすぐパパ帰って来るからね!
村の色男ども たっぷり溜めて待っててグサッと入れてくれよ!

俺の故郷イサーン編 終了

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