1月4日
朝6時過ぎに目覚ましで起きて空港へ
タイに来る前からメールで約束してたHさんが遊びに来る
彼とは21日に奈菜屋で会って OFF会の後SAKEまで付き合ったし
翌日もビッグボーイで一緒にボーイをお持ち帰りした
彼バンコクで働いてる青年でハンサム 俺みたいなおじさんには羨ましい若さだ

勿論 昨夜「明日から行きます」って電話が来てたから忘れる訳は無い
アメリカを始め あちこち旅行してたが今はタイで落着いてる
最初メール貰った時 あまりにも丁寧な書き方だったから年配の人だと思ってた
会って話しても丁寧な話し方だが想像してたより若すぎてビックリだった、、

飛行機が到着 え?2泊3日の予定でしょ その荷物は?
聞けば生活用品持ち歩いてるとか、俺だとパンツまで現地調達の場合が多いから
短期間の旅行だとウエストポーチだけで充分だけど、、

村に帰る車の中で話してると田舎が好きらしいがタイに居ても観光地ならともかく
ホテルも無い田舎を訪れて滞在する機会なんて まず無いらしい
「何処に遊びに行きたい?」と聞いても「滞在できるだけで充分です」って、、
まあ何も見るべき場所も無い田舎だけど短期間だと飽きないだろう、、

村に到着 バンコク出たのは深夜のはずだが彼いたって元気
部屋に案内して軽く御茶でもってテーブルに ゲゲ!話してると彼の好み
中華系だって、、ここにはイサーン系しか居ないぞ、、
「大丈夫ですよ、田舎の雰囲気が好きでお邪魔したんで、男は別に居なくても」
う〜ん そう言ってもらうと助かる、、まあ好きなの居たら適当にどうぞ、、

村の子供達がTVゲーム目当て(あわ良くば按摩の仕事を狙って)遊びに来たから
同じ部屋でマッサージさせながら話してた
やはり若いからかな、、按摩は強いと痛いようだ、
俺なら子供のパワー最大でやってもらっても不足気味だけど、、

彼バンコク滞在だから結構タイ語は話すけど所々に英単語が混ざるので
子供達には意思が通じ難い、、彼と付合ってる仕事仲間や中華系の友人達なら
教育受けてるから それでも充分に話せるだろうけど、、

特に行きたい場所の希望も無かったから歩いて村を案内した
「う〜ん この田舎の空気の匂いが好きなんですよ」って言うから
「それって微かに混ざった牛のウンコの臭いじゃない?」って
つい正直に思った事を声に出してしまったら笑われた、、

彼の実家も田舎で子供の頃 田舎で育ったって言うから懐かしいのだろう
充分に堪能して帰ってくれたら嬉しい 

夕方ウッが男を連れて来た 
日本語でウッを紹介したら「彼 お金は返したんですか?」って質問された
あ、ちゃんと俺のHP読んでくれてるって少し嬉しかった
「現金じゃないけど その分は働いて返してもらいました」
(まあ以前のようには信用出来ないから少し距離を置いた付合いをしてるけど)

俺がスケベしてる間はウッと話してたみたい
Hさん飲むし ウッだってビールが有れば、、、
(だけど狙っても中華系が好きなら おまえは相手にされないよ)

夕食後にティスコに行く事になった
ウッともう1人はムィ このムィは子供達の年長組で まだ18歳になってない
(以前タレーのスーパーに行った時 1人は学用品 1人は菓子を買った話を書いたが
 その菓子を買った方の子がムィ 今まで匿名だったけど今回の旅行の後半で
 送ったパソコン見てネットを理解し承諾を得たので今回から本名で登場です)

Hさんが「ダメですよディスコは20歳にならないと」って、、カミイも同意
「でもチャムローの時は もっと若くてもディスコ入れた」
カミイ「タクシン首相に代わってから うるさくなったんだよ」

だが俺が一度 許可を出した後だからムィが行きたがってる、、
「じゃ入口で入れなかったら おまえは車の中だぞ」
彼 チャムロー先輩からディスコの話を聞いてて前から行きたいって狙ってた
俺が飲まないから飽きて近頃は滅多に行かなくなってたし これを逃せばチャンスは、、

まあチャムローが最初に行った時と同じ歳か それより上だし
見かけの年齢は男っぽい事もあって ずいぶん上に見えるし
行ってダメだったら彼も諦めるだろう、、、

実際の出発は9時過ぎ サコン到着は1時間後だから丁度良い時間だろう、、
チケット売場でSPYって安いウイスキーボトルを買って4人で入場
ちゃんと入れた、、案ずるより生むが易し、、

サコンの街のディスコ 田舎にしては結構 良い線いってる
人も多く街の遊び人や田舎の小遣いを持った若者達で賑わってる
Hさん今日サコンに着いたばかりだとは思えない元気
やはり俺とは年齢に差があるなって痛感、、

俺は飲めないから運転手、、彼ら酒が入ってテンションが上がってる
ウッが隣の席に居る女に興味が有るが話し掛けても話題が続かない、、
Hさんが助け船 ここらの娘だと英単語交じりのタイ語で充分に会話できる、、

わお〜Hさん本当にゲイ?メチャ話が上手い それに若くてハンサムだし、、
彼が中に入ったら隣の3人娘も話題に乗ってきた 簡単にハント出来そう、、
ウッも最初は照れてたけど話のコツを飲み込んで上手く合わせだした、、

ムィこんな場所は生まれて初めての経験だが 状況に合すのに時間は掛からなかった
しかし娘達の年齢は20歳を超えてたし話の相手には彼は若すぎるみたい、、
しかし雰囲気は堪能したようで皆が踊りだすと彼も中央に行って踊ってる

タイ人って生まれながらの才能なのかリズムに乗るのは誰を連れて来ても感心する
あんな田舎じゃ踊らないだろうけど どうやって憶えるのか不思議、、

Hさんやムィが汗だくになってテーブルに帰ってきた
ウッは見てない間に 何時の間にか娘とイチャイチャする関係になってる
Hさん自分の携帯を取り出して娘達の電話番号を聞き出してる
え?ゲイでしょ!女の番号なんて聞いて何するの??

結構 長い時間 遊んでた 飲めない俺は飽きて「帰ろうよ」
「あと少し」「後10分」何て言われながら結局午前2時、、疲れたよ〜
閉店の時間で客が帰って行くがウッが娘の1人と話し込んで帰ろうとしない、、
女も酔って彼に持たれかかって 我が身を預けるって雰囲気、、

Hさん何て面倒見が良いのだろう「帰ろう」とも言わず付合ってる
しかし その内に薄暗かった室内の証明も明るくなって
散らかった床を従業員が片付けだした、、

残り2人の娘達だって酔っぱらいのカップルに付合いきれず帰りたい様子
Hさんも2人に「さあ行こう」って声を掛けるが まだ動こうとしない、、
Hさんが他の娘達と話してる間に俺が説得

「ウッ もし一緒に居たければホテルに連れて行けば 金は出してやるから」
それ聞いて彼スケベ心を刺激されたか立ち上がって彼女を連れて行こうとしてる
(しめしめ、、他の友達が一緒だからホテルになんて連行できないよ)
しかし女は足腰が立たない位に泥酔してた、、行くつもりは有ったようだけど、、

もう待ちきれない「俺 車で待機してるから」
暫らくしたらHさんもムィも出てきた ウッも渋々、、
車を出そうとしたら彼女達が見えてウッが「停まって」って(諦めの悪い奴)
彼女達に手を振って帰る 車の時計を見たら午前3時過ぎだ、、、

真っ暗な夜道を帰りながらHさんウッと話してた
「彼女に連絡とりたければ携帯に番号が有る」って、、
ウッはHさんに忠誠を誓ったが はたして明日 覚えてるかな、、

街灯も無い道、すれ違う車も無い、、しかし外は冷え込んでるのか
フロントガラスが曇る、、タイでこんな経験は初めてだ
しかも霧が出て視界を遮るからメチャ運転しにくい、、

安全運転で村に到着した頃 微かに空が白けてきた、、
眠い、、、さあ寝よう 明日は午前中は寝床の中だな、、、 


1月5日
起きたら昼前 でもまだ睡眠不足って感じ、、
先日応急修理してた車の部品が来てるって電話を貰ってたけど
Hさんが帰ってからでも良いかって延ばしてたら また電話
まあ取りかえるだけで短時間に終るだろう行って交換してくるか

Hさんも一緒に修理屋さんに、、手際良く取り外した
処で部品は?すぐ入替えるだけでしょ、、わお、、違うの?
ラジエターの上下部分は使うらしい、、確かに水温計とか付いてるけど、、
物差しで計って届いた部品と合うかチェックしてる、、

待てども待てども終りそうな雰囲気じゃ無い、、
だからってバラバラだから車に乗って帰る訳にはいかないし、、
まあ終るのを待つしかない、、

いつもは客が多くて忙しそうだが今日は少し暇そう、、
従業員の1人が離れた部屋でラジエターの修理?をしてるけど
他の皆さんは食事とか休憩の時間になってる、、

好みのタイプの従業員は1人だけ 狙いたいが連れ帰るには遠い
まあ話だけで我慢 Hさんに聞いたら1人も居ないって
趣味って本当に千差万別だね、、彼が話すような奴は俺は好みじゃないし

彼らの休息時に無駄話「宗教は?」って聞かれるが「仏教」で良いのかな
たぶん俺 本当は無宗教、、死ぬ時だけの仏教徒、、
俺は俺を信じる 天国も極楽浄土も有るなんて信じてはいない
誰かに頼るような生き方は してこなかった 例え神や仏でも、、

苦しい時 辛い時 自分を信じないで他を信じてどうするの?
誰かが幸運を運んでくれるなら そんな楽な事はないけど
幸せも金も運も全部 自分で勝ち取らなきゃ待ってても来ない
来世なんて見て確認できない御伽話を信じる前に現世を楽しく生きたい

ちょっと言葉に詰ったが やっぱり「仏教」って答えた
だって何故って聞かれると面倒臭いんだもの、、

そこに車に乗った婦人が来た 経営者の奥さんにカードを渡してる
横で見聞きしてたら結婚式の招待状 やはり これが本式らしい
村では家に来た婦人がカミイの前に ひざまづいて用件を述べて出席の確認をする

カミイに聞いたら印刷すれば金がかかるから一軒一軒 周ってると言う
村の方式だと断り難いから出席率バツグン ここでは どうなってるか気になった、、
日本だと自分で配らず郵便だから断るのもドライに割切って簡単だけど、、

3時間以上 待ってたと思う 出来あがってきたラジエター見てビックリ!
冷却用の部分は全部新品に取り替えてあったが 上下は全部 溶接って感じ
技術用語で「蝋漬け」って言われる作業だが 自分も技術職だから
これが いかに時間と鍛錬と技術を要するかは一目で判る

こんな田舎町の小さな修理屋で これだけの作業をこなすなんて、、
日本だったら一式交換 もしそれが無かったら「部品が有りません」で寿命だろう
日本の小さな町工場 不景気で手に職を持った人達が消えていく
只でさえ若者が大手を目指し技術後継者が居ないのに、、

ここのオヤジ 日本の自動車関連工場で働いて ここを建てたって言ってたけど
持ちかえった物は金だけじゃ無かった、、技術だって持ち帰って指導してた
日本から こんな技術が消える日は遠くないけど立派に海外で花咲いてた、、

結局 簡単に終ると思ってた車の修理 3時間以上かかっちゃった、、、
2泊3日の短期間な旅のHさんに無駄な時間を使わせてしまった
車の修理に付合う為にサコンに来てる訳じゃないのに済まない事しちゃった、、

村に帰ってHさん「ビール買いに行きたいけど店は何処」
「あ、それなら誰かに買いに行かせるよ レオ?それともチャン?」
「クロスターが良いな」買いに行かせようと言ったら「無い」って、、
あらら、、村には売ってない 買いに行くしかないな、、

「Hさん この村には無いから買いに行こう」と誘って もう一度タレーの街へ
店を数軒 周ったら やっと売ってる店を発見した 有って良かったね!
クロスターやシンハーは値段が高いから この辺の人には需要が無いみたい、、
自分が飲まないから そんな事さえ知らなかった、、、

彼のウンチク話によるとタイでビールに氷を入れて飲むのは温くなるからばかりじゃ無く
シンハ−等はアルコール度数が高いから氷を入れて丁度良い加減だからって、、
この頃 売出し中のチャンだと飲みやすい度数になってるとか、
レオだと翌日2日酔いになって頭が重いとか、、
飲まないから判らないけど銘柄によって随分な差が有るんだね、、

すっかり暗くなった 庭のビヤガーデン コーナーを使って彼 飲んでる
飲み相手が必要だろうからチャンシーとか近所のオジサンとか呼んだ
俺は酒の摘みを簡単に作ったりして運んでた
鶏の胸肉のペッパー焼きや 蒲鉾のスライスとか簡単な物だけだが
タイ人には合わないだろうから海老煎やカシューナッツも添えた、、

何時もはカシューナッツなんて勿体無いから 配ってもピーナツまで、、
オジサンすぐに食っちゃって「まだ有るかい?」って 結構 口が肥えてるね(^^)
(甘いよ 俺そんなに太っ腹じゃ無いから)
オジサンもチャンシーもカシューナッツは初めてだった、、
ピーナツなら5Bも出せば有る(2Bのも有る)カシューは18Bだもんね、、
(勿論村にはカシューナッツは売ってない サコンのスーパーなら有るけど)

飲む相手が出来たから俺は他の男を捕まえてHの時間だよ、、、
Hさんも誰か居たらどうぞ、、、


1月6日
昼前に子供達やウッ達が来た 今日はHさん帰るから遊んでいられないよ、、
42℃とか100Bとか子供達が言うのでHさん「何です?それ」って尋ねる

新築の家が出来てから浴槽が各部屋に付いたので大人達と寝る前は体を洗わせてた
偶には俺と一緒に浴槽に漬かり身体を洗わせたりしてた
俺の好みの温度だと彼らには熱い 一緒に入る時 最初は俺が平気で入るから
彼らも何も考えず浴槽に入ってくるのだが「熱い」ってビックリする

イタズラ心も有るから「平気ほら俺、どうも無い」って浴槽に寝ると
今度は用心しながら入るが やっぱり熱い(^^)
しかし彼らの身体 チャムローの一件じゃ無いけど熱い風呂でタップリ
汗をかかせると お湯の色が変色する位に赤土が身体に入り込んでる

しかし最初の1回がお湯に入れるの嫌がるから大変
熱かろうが10分位 我慢させて入れると慣れて次回からは平気になる
だから恐がる彼らを無理やり、、じゃなく「買収」して釣る
「熱いの10分 我慢したら100Bの御褒美」って訳、、

勿論 最初の1回だけ金が必要だが綺麗な身体とHしたいよね、、
だけど この頃は皆 その儀式が済んで もう払ってない、、

これゲームと思ってるのか聞いた子供達の間で話題になって俺も悪乗り
以前 俺にもちょっと熱い42〜43℃のお湯でコンダムを
(黒いので俺がつけた あだ名 彼19歳 名前はミィ)
けしかけたら やる気になって出来たから子供達の小遣い稼ぎのターゲット

誰か最初に1人出来れば{俺にも出来る}って考えるらしく
最初は尻ゴミしてた他の奴からのアプローチだらけ、、

そんな話をHさんにしたら笑いながら「面白そう」って
でも俺もう飽きたもんね、、誰でも出来て 皆 小遣い稼いじゃったし、、
もともと冷たい水は彼ら毎日浴びてるから出来るの判ってるし、、

ここでピンと閃いた だが子供じゃ虐待かも、、ウッに話した
「湯も水も出来るって判ってるから 面白くないね じゃメチャ冷たいのは?」
ウッ勿論ゲームと理解して「いくら?」
「浴槽の水に氷を入れて その中に5分で200B 10分なら500B」

自分の寒中水泳の経験から5分は平気なのは判ってるけど ここには冬は無い
だから氷水って言えば彼らにはメチャ寒いって想像するだろう、、
ウッ「その話 乗った!」って、、わおぉ、、やる気だ、、

「5分に1秒でも足りなかったら金 払わないぞ」「出来るさ」
「この前タイタニックのVCD見せたろ、水が冷たくて凍え死んだだろ」(脅し)
「あれは長い時間でしょ30分でも死なないよ」

まあ言い出した手前 引けないから子供の1人に氷を買いに行かせた(1袋5B)
「持てるだけ沢山 買って来い」 その間ウッは準備体操、浴槽には水を入れて準備

氷を放りこんで冷えるの待ってから「準備出来たぞ」
彼 足を入れて温度を探りながらゆっくり入る いかにも寒いって感じで、、
(だが彼らと永く付合ってるから その表情 半分は嘘って判る)
温度計を入れてみたら14℃ あらら、、日本の井戸の温度しかなかった
これなら誰だって出来るし500Bゲット間違い無い

子供に買いに行かせた店の氷が4袋しか無かったから冷え切らないみたい、、
バイクで来てた子に氷を追加で他の店から急いで買ってくるよう指示
だが遅かった 氷を放りこんだ時には もう約束の時間だった、、、
何だか500B捨てたようなものだが まあ偶には良いか、
彼フニャだから寝て稼げないし按摩も時々しか やらせてなかったし、、

さっきから見てたムィが「俺もやる」って脱ぎ出した
わお!今度は本当に冷たいぞ、氷タップリだから、、
もう500B巻上げられてたし、彼 未成年だから薦めたく無いのだが、、
彼 浴槽に手を入れて温度をチェックしてる「出来るよ、約束忘れないで」と
止めたにもかかわらず 冷たい水に入った、、、

横で見てたHさん「レートが大き過ぎますよ 僕でもやろうかと思うもの」
「あれ?やれば?君なら1000B」って冗談言ったら
しばし迷いながら「明日が仕事じゃ無ければ挑戦しますが」
まだ20代の若さ これ位なら自信が有るのだろう

昨夜 話してる時「来月もお邪魔して よろしいですか?」って
2泊3日で航空券を買うのは勿体無いから長めにどうぞって話したばかり
そんなに金銭の事を考えない ちょっとリッチな生活の彼でも
賞金に対し簡易なゲームらしい、、(こりゃムィに取られる覚悟しなきゃ)

温度計でチェック 10℃だった 5分たった「200Bゲットしたぞ充分だろ?」
「まだ まだ」彼 身体は冷えてるが やる気満々、、
8分位したら さすがに震えてる ちょっと唇も紫色になってきた
「もう充分だろ やめよう」しかし最後まで やりぬくつもりらしい、、

10分経った Hさんがムィに手を貸して浴槽を出た
さっさとバスタオルで拭いてから 彼 服を着て賞金ゲット
さすがに寒かったとみえて 外で太陽光線の下で身体を温めていた、、、

他の子が狙ってるが これは今回限りで御終い 見てる方が辛い、、
まあ我ながら馬鹿なゲーム考えたものだ、、反省

昼食を済ませてHさんを空港へ送る
短期間の旅行を車の修理に付合わせて申し訳なかった、、
昨夜 話してて彼の活き方は充分に理解できた 幸せは金じゃないよね、、
バンコクで仕事してる若者の思考を勉強させてもらった
こんな おじさんの所に遊びに来てくれて本当にありがとう!

ムィが夜 もう一度来た 今日買ったばかりの180Bの新品のズボンを自慢げに見せた
これからカラオケに遊びに行くと言う (ディスコで遊びを覚えたか?)
年長組には彼より年上のミィとか居るけど この頃は彼がボスみたい、、
男らしい性格の彼だが チャムローの代役になって皆をまとめてる、、

念の為に女の相場を教えてコンドームを2枚あげた
まさか無駄な金は使わないと思うが念には念を、、
今日の500Bだけじゃなくて按摩なんかで稼いだ金も持ってたから
誰か子分を連れていっても充分に遊べるだろう、、、


1月7日
なんだか のんびりした日だ、今回の旅 日本人との付合いが多かったけど
13日にバンコクに向かう迄は 他に来訪予定は無いから1人だけ、、
落着いて良いなって感じと誰かが居た方が面白いなって感じが交差する、、
偶には1人で 偶には誰かとって言うのがベストだと思う

暇だからアミタにプリンかゼリーでも作ってやるか、、
あらら、、プリン用サイズのプラスチックコップが品切れ、、
暇ついでに買いに行こう、、

1人でタレーに出かけた これを売ってる店は卸屋さん
小さいコップ30個入りで12B 日本だと普通サイズが安くて
こんな特殊サイズは高いけど こっちだと値段は大きさに比例してる

この店には駄菓子屋や村の店で売ってるような1袋5Bの菓子とかを
大袋(菓子12袋入り)で50Bで売ってる 
たぶん村の小さな店は こんな店で買って全部売れたら10Bの儲けなんだろう、、
勿論1Bや2Bの菓子袋も1ダースで10個の値段、勿論 誰でも(俺でも)買える

この店に来た時は いつも菓子を まとめ買いして近所の子にあげたりしてる
今回も彼らが喜びそうなオマケ付きの菓子を捜す、、
1袋5Bの菓子のオマケとは思えない物が付いてるから毎回捜すの楽しみ!

え?これもオマケ?玩具じゃ無くて本物の懐中電灯が付いてる!
単三電池を1個入れるタイプのポケットライト 鍵穴照らすのに重宝しそう、、
(単三電池2個タイプのロングサイズ付きも有ったが長すぎ)
まとめ買いして12個50Bで買ったら絶対お得!(電池は付いてない)

他のオモチャ付きのも3種類買ってコップ共で212B
帰ってさっそく電池を入れてみた ちゃんと点灯する ただし不良品が1個
停電用にあちこちに置いた これなら何処か捜さなくても安心だ
ついでにウエストポーチにも1個 旅行先で夜に困らないように、、

考えたら このライト 日本円にして13円 豆電球とか 型の製作コスト
組みたてる人件費 勿論スイッチも付いてるから手間かかりそう、、
御菓子のオマケだから菓子代のコストもかかるし、、(菓子の量も多いし)

なんかメチャ得した気分 このサイズのライト なかなか売ってないし有っても高い
御菓子は小さな子供達に配りまくった これ どっちがオマケか理解に苦しむ、、
まあ明日からはオマケ付きのをあげるからね、、
昔 懐かし「刺せば引っ込むナイフ」とか「プラ弾が飛び出るピストル」とか
「ビーズが輝くネックレス」とか とても5Bの菓子のオマケとは思えない、、

勿論 忘れずピーチゼリーは作って冷やしておいたよ お湯で溶かすだけだから、、

夕方チャンシーにHさんが残していったビールを「飲むかい」ってあげた
「今夜タロックだよ 見に行く?30B」って聞かれた そう言えば前に言ってたな
あの説明じゃ判らなかったが暇だから見に行こう

夜8時過ぎにチャンシーが迎えにきた 
カミイが「夜は冷えるよ」ってムクダハーンで買ったジャンパーを差し出した
用心してズボンも温かそうなの選んで車に、、

チャンシーと2人で10km位 離れた会場に向かった
広場に外から入れないように囲いが、、周りには店が何軒も出店してる
なんだか子供の頃 親に連れられ近くの公園に来たサーカスを見に行った雰囲気そっくり
(あれが最後だった過疎で人口が減ったからか2度と来なくなった)

チケット買って(2人60B)入口のもぎり係に渡す(わぉ制服着たかっこいい人)
いざ中に入ってみたら人はまばら、、前の方に御座しいて場所を取ってる人だけ
周りに店が10軒ほど出店してたが客どころか人が居ない
チャンシーに「何時からなの」って聞けば「9時」 後30分ある

「外で遊んでようよ、ここ誰も居ないから」と入口に戻る
意味も無くベタベタ制服の人にくっつきながら「始まるまで外に居たい」と交渉
OK 何の印も付けず外へ、、まあ外人は俺だけだから覚えてるよね、、

道路まで戻った所で村の人 数人と遭った 彼らも見に来たんだ、、
しかし外は寒いのに その格好で大丈夫?今日は特に冷えてるよ、、
友人も居たから ちょっぴりタバコと菓子を買って差し入れ
無駄話してたら 人が集まってきた、、
この辺までは遠征にあまり来ないから俺がタイ語を話すのが可笑しいらしい、、

音楽を流してたスピーカから「もうすぐ開演」ってアナウンス 5分前だ、、
戻ってみたが あまり人は居ない 外では結構 集まってるのに、、
入場料が高いのだろうか、、ざっと数えてみたら100人位、、、

時間ピッタシに始まった モーラムでステージ組む時のスタートと同じ出足
若い娘の あられもない派手なステージ衣装で足を上げたらパンツ丸見え
続いて男性 これジャニーズ ジュニアの踊りみたいな乗り
肌を露出させた彼らの勢いのある踊りは楽しいが どうせなら娘達と同じように
パンツ丸見えにしてくれたら もっと嬉しいのに、、

まあトレパンみたいなピッチリした白ズボンだからライトに照らされ
モッコリと浮びあがってるから それはそれで大きさまで判るけど、、
その後 歌謡ショー ここまで見てても無料で開催されるモーラムと変わらない

ステージは盛り上がってるけど 今晩はメチャ寒い、、たぶん10℃ちょっと
スタートして音楽が流れてるから誘われてか入場者もボチボチ入りだした
寒さに対応? 毛布を被ってコート代わりにしてたり皆 準備万端
驚く事に この寒さでTシャツ1枚って人も多数居るけど、、

ポカポカの冬用ジャンパーで丁度良い温度なのに彼らの強さには驚く
勿論 手を擦りながら寒そうにしてるけど娯楽優先って事だよね、、

俺の村の人は皆 俺の居る場所に固まってきた 全部で8人
皆 ちゃんと暖かそうな格好してるから問題無い
誰も御座とか用意してなかったので「便所座り」みたいな格好、、

ビール好きなチャンシーに「飲むかい?」って聞いた
露店の1つを選んで3本買う 皆に持ってくのも面倒なので手招き、、
あらら、、露店のおじさん親切! 無料で御座を提供してくれた
店の前に御座しいて皆が座れる、、

この日の露店 メチャ売れ行きが悪い 他の店も観察してたけど
偶に水とか5Bの袋菓子が売れてる程度 たぶん全店合計しても
ほとんど売れなかったと思う、、(場所代も払ったろうから可哀想)

露店の電球で照らされて判り易かったのだろう 俺の姿を見つけてムィが来た
「あれ?誰と来たの」彼 後ろの若い奴らを指差す 俺の知らない奴らだった
彼ら 俺らのグループの横に座った

寒いから俺達 大人のグループはビールが進まないが 
ムィが「ビール1本」って彼らの仲間を指差して耳打ち 
知らない奴ばかりだけどムィの顔を立ててOKを出す
「ついでに摘み代わりの5B菓子 人数分 取って良いよ」

露店の値段は少し高い 5Bの菓子は6Bだし 35Bのタバコは40B
ビールも3本100Bが1本40Bに化けてる、、(売れなきゃ同じだけど)
まあ日本の映画館の中の売店よりは良心的な値段かも、、、

さてタロックって日本で言う「漫才」だった
2〜3人のトークショーって言うか 掛け合い漫才 
ネタは吉本喜劇みたいなのから真面目なのまで、、

昔 滞在してた時にTVに出てた奴がメインだった
今じゃ売れなくて地方周りかな、、でも今日のタロックはチャリティと銘打ってた
最初は嘘かなって思ったけどチャンシーが「売上の一部は寄付される」って言うから
本当らしい、、

だけど聞いてても楽しくない、、会話は解るが生活してきた土台が違う、、
俺がモーラム聞いてる またはタイ人が演歌を聞いてるような感じで
微妙に感性が違ってて彼らが笑う所で笑えない、、

暇だから観客の数を数えてた およそ200人ちょっと
最初よりは増えてたけど もし満員なら3倍は入ると思う、、

メチャ底冷えする温度で寒そうにしてるから「帰ろうか」って言ったら
「もう少し」って結局 12時前まで聞いてた
チャンシー半袖じゃ無いけど防寒じゃない服を着てたから寒そう

寒くても我慢できるほど楽しいのか 入場料を払ってるから惜しいのか
定かじゃ無いが他の人達は終るまで居るらしい、、

外に出たら驚いた事に中と同じ位の人が居て入場せずに
スピーカから聞こえるタロックに耳を傾けてた
極一部の人だが木に登ったり 耕運機にドラム缶 乗せてその上に立ってる
囲いの上部から少しだけど内部が見えるらしい、、

30Bは ちょっと入場料が高過ぎたかな、、でも北風が吹くような寒さで
こうやって娯楽を求めてるなら無料のモーラムに人がメチャ集まる訳だ、、、
暗い夜道を帰りながら自分と娯楽についての考えが違うって思った、、


1月8日
ヤクルトが切れて買いに行った 昨日買っとけば良かったのに忘れてた
あれ、、村の入り口近くに小屋が1軒 すぐ道路脇に出来てる?
おいで おいでと手招きするから車を停めて行ってみた

あ!本当に引っ越してきた 犬肉レストラン別館!
簡単な小屋だから1日で作れたらしい 明日でも もう1つ作るって、、

新装開店?に もう数人の客が来てる 勿論 俺を呼んだのは おごらせる為 
もうジュージュー焼けた肉を食べてる まあラオの1本でも差入れしとくか、、
100B渡せば酒とタバコに5B足りないが誰か出すだろう

だが この場所 道路に近すぎ、、
舗装してないから土ぼこりがバイクや車が通るたびに舞いあがって降り注ぐ
以前の場所の方が衛生的、、まあ以前だって「まな板」代りの輪切りの木なんて
洗ったのを見た事が無いから彼らはそれでも腹を壊さないかも知れないが、、

帰ろうとすれば「食べてかない?」うーん おごってくれる気持ちは感謝するけど、、
犬肉だけでもダメなのに ホコリまみれだと もう想像を絶してる、、

小屋を作るの見てたら確かに簡単そう 器用に竹を削り骨組の枠が出来ていく
畑の中の小屋も小さな簡単なのは同じ作り
(人が住む小屋は もう少し手が混んでるけど作りは同じ)
今でもこんな感じの小屋に住んでる人も居るけど俺が来た当時に比べたら少なくなった

そう言えば今年は新築ラッシュ あちこちで家を新築してる
チャンシーがモーラム無いのは作物の値段が悪いからって言ってたが
彼らも賢い金の使い方に目覚めてきたんじゃ ないだろうか
だって全てが消えちゃうモーラムに金を使うなら家を建てた方が残るよね、、

彼らの考え方 極、極、少しずつだけど変化してる
最初 村に来た頃は「貧乏だから」が口癖みたいだったけど 今 言う人は少ない
金を稼いでも昔なら全部使っちゃったのに今だと何に使うか目的を持ってる奴が多い

日本人だと極端に分れててサラ金で借りまくっても使うタイプと
貯金通帳を眺めるのが趣味なの?って節約タイプに分かれたりしてるけど
これ程の所得が有って 何故って疑問を感じてる
程よく楽しみながら貯金って上手く自分をコントロール出来ないのだろうか?

彼ら少ない年収だから生きていくだけでやっとって感じに見えるが
それでも酒を飲んで博打をしながらでも最低の金は持つようになった
賢い奴だと上手くセーブしてるし農閑期の出稼ぎ者も多くなってる
結構 贅沢に楽しむ時と日頃の節約生活の微妙なバランスに感心する、

彼らも もう少し生活水準が上がってくれば まな板を洗ったり水質を気にしたり
そんな事を考えるに違いない 
だってカミイ 以前は彼らと同じ筈だけど今じゃ結構 神経質になってる、、
ティウだってアミタが下に落とした菓子を拾おうとすれば叱ってる
(他の家だと息吹きかけてホコリ落して食べてたりする)

さあ帰ろうヤクルトが冷めてるうちに、、


これ書いた後で掲示板に投稿 頂いた
新築ラッシュ 投稿者:pinyapoon  投稿日: 3月17日(日)

私の行ったシーサケットも同じでした。タクシンの政策で家を建てると1万B支給されるそうです
(財政も無いのに、、、)
農地を担保に農民銀行からお金を借りると、金利なしです。これもタクシンの政策です。
自分の持ち金+1万B+銀行からの借金、これで家を建ててるのだと思います。
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なるほど納得、、チャンスは今だ だからモーラムの金が有るなら家が先って訳だ、、


1月9日〜12日
日付を まとめ書きしたのは取りたてて事件も無かったから、、
朝 起きて食事 マッサージして食事 昼から外出か家でHしてるか
NHKのニュース見て 夜はHして遊んでた

毎日が同じ繰り返しだが飽きない この何も無い毎日こそ日本で得られない日々だから、、
ただ1つ 俺が13日に出発して暫く留守にするのを判ってるから
恒例行事のように家に訪ねて来る人数が増えてきた

最後の12日には朝から多数 押しかけて指名を待ってる
いくら何でも俺の身体が1つじゃ足りないって数 
稼ぎたいのは解るけど最後に1回遊んでも タカが知れた金
もっと計画的に訪問すれば良いのに、、

11日の日に初めてエアコンのスイッチを入れた
今年は昼間も過ごし易くエアコン無くても暑くなかった
逆に夜は毛布1枚だと寒い位の温度だった

もし ここへ訪問の希望なら この時期が1年で一番 過ごしやすい

1月13日
朝 タレーのタラート マイ(新市場)で日曜だけ開かれてるサンデーマーケットに行った
昨日 日本から送った最後の荷物が届いたと通知が来たので慌てて取りに行ったが
もう郵便局は閉まってた 今日は日曜だから勿論 無理

中にスリランカの土産とかパソコンとか入れてあったけど
31日に ここへ帰ってくるまで手を付けられない、、
仕方ないから土産を買いに来たって訳、、、

スリランカの土産 俺が考えたのが古着 
イサーンより まだ貧しい地方だからバンコクで新しい服を買って行くより
古着を出来るだけ沢山 持っていった方が喜ばれる

会社の作業服 上下やGパンの上下を出来るだけ色を合わせて買い込む
カミイが適当に旅行バッグに入る量を買ってくれたが荷造りしたらズッシリ重い
チョコレート等は前日に買えば良いから土産はバッチリ

家に帰ってパスポートとかウエストポーチの中身をチェック
現金をいくら持っていくか迷った、、ベトナムもあるし、、
まあ50万円も有れば余るだろう だが以前スリランカでは盗難にあってるし、、
30万はウエストポーチを開けても簡単には見えない秘密の場所に隠した
残り10万ずつを2つの財布に分けて入れた バンコクはカードだから関係無いが、、

準備万端 飛行機は4時半だから3時に家を出ても間に合う
最後に余った時間で何人 Hできるか、、(結局2人)

カミイが時間だよってドアをノック シャワー浴びる時間はあった、、
車にアミタも乗りこんだ「ピアン(運転手)無しで帰りは大丈夫か?」
「大丈夫だよ安全運転だから」 じゃ出発

空港に着いて簡単な別れの挨拶 
まあ2週間したら帰ってくるから居ない間の指示って感じかな、、

この時は俺がどんな格好で帰ってくるか御互いに知る由も無いから気楽な感じの別れ
まさか手術が必要とは この時には知らぬが仏の簡単な旅立ちだった、、

BKK ラヨーン パタヤ編 及びスリランカ ベトナム編に続き 後半を、、