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雨季の田舎編 11 
何日か雨があまり降らない天気が続いた
ガーニーと小作人のピアンが耕運機の後にポンプを積んでる、、
これ電動じゃなくて耕運機のエンジン等にベルトで繋いで使うタイプ
カミイの兄弟で金を出し合って購入してた
 
何に使うのか聞いたら田植えが終わってない田が水不足でポンプアップするって、、
興味津々で付いて行ったら井戸なんて無さそうな場所にパイプを埋めたような跡が、、
そこにポンプを繋いで水を汲み出している、、(田の淵の通路みたいな場所)
 
カミイいつの間に井戸掘ったんだろう?でも収穫が上がるね、、
俺が掘った本格的な井戸と違ってパイプを打込んだだけの浅井戸らしいけど
有るのと無いのじゃ雲泥の差があるって、、「乾季にこのポンプ使って耕作したら?」
と聞いたら水が悪いから地下水だけだと田がダメになるとか、、
 
村の周囲の田は田植えが ほぼ終わってる「もう田植えは終わるね?」と聞いたら
「家に近い場所は皆 済んでるけど村から離れた場所はこれからだ」と言われた
どうりで村人 あまり見ないのか、、Hのハントしようにも声を掛けるべき人が居ない、、
 
夜になると何処からとも無く集まって来るから別に困りはしないのだけど
彼らを指名して寝るだけだとハントして「やったぁ!成功」って喜びが無いから
SEXに困る訳でもないのに何故かイマイチ、、
まだ寝てない奴を捕まえる喜びと言うか、、達成感が無いのかも、、
俺の家に来る奴って常連さんばかりだから 何時でも出来るし、、、
 
隣近所の村に車で出かけても状況は変わらず同じ事、、
こんな時 チャムローが居たら簡単なんだけど、、本当に誰か探さなきゃ、、、
今の時期は祭りも無いから何もする事が無い、、
農作業で疲れてる彼らをサコンの街に遊びに誘うのも気がひけるし、、
 
暇だから昼間は新築の我家の工事を自分でやる事にした
衛星放送でNHK見れるようにアンテナ建ててチューナーに接続し
それから各部屋にAVコードを分配工事して引き込みAVプラグをハンダ付けしてTVへ
ついでに室外アンテナ用にRFケーブルの引き回しも同じに済ませた
 
のんびりやったが2日で終了、、勿論風呂の水も毎日数回タンクを空にして入替えた
風呂はタンクを空にして給水後 すぐに沸かせば新しくてもコンクリート成分が溶け出さない
これを発見してからは やっと浴槽に入れて極楽気分、、もう痒くない、、
 
食事は依然として古い方の家で食べてるけど寝泊りは新居に移った
TV等の設備が終わったから 以前の自分の部屋より快適だし
2階のベッドでズコバコやって階下に響かないか気にしないで思いっきりHできるし、、
前だとベッドが きしむような音がすれば相手が気を使ってたし、、今は平気!!
 
ウッが連れてきてたクゥンがバイクに乗って2日に一度は来るようになった
前に書いたがSEX抜群の彼、、カミイは彼の事 以前ヤーバー(麻薬)で逮捕されたからと
嫌っていたが そんな荒くれ男に限って凄いのが居るから、、
 
この日も来たが学生服?? 何と老けた顔して高校生だった!!
日本だったら麻薬で逮捕されたら高校退学だろうけど、、、こっちは違うのかな??
まったく、、俺に売春して金は稼ぐ その金でビール飲んだり もしかして麻薬まで?
俺と知り合う以前も「カツアゲ」したりして金を巻き上げたりしてたと聞いたし、、
こんな高校生 日本の俺の周囲じゃ見た事がないぞ!
 
コイツだけHの後 俺が風呂に入ると興味を示す 他の人は熱い風呂は嫌がるから
彼にもイタズラで薦めてみた、、あらら多少ぬるめだが喜んで入ってる
最初の日は水が変色したが 本人それ見て風呂=人間洗濯機と解釈したらしい
お気に入りになって来る度に入浴するようになった
 
お湯の温度が高い程 身体の中まで汚れが取れると思ったか慣れるにしたがって
俺と同じ温度に近くなる それに「良いもの好き」、、ボディパウダーやボディミストのコロン
消耗が激しい、、他の奴は水飲むのにヤクルトやカルピス冷蔵庫を開けて勝手に飲んでる
(村じゃ買えないから勝手に飲まれちゃ困るけど)
 
高校に行ってる位だから貧しい家の子じゃ無いと思うが行動が周りの奴に比べて
ワイルドと云えばいいか、、スケベビデオは次々チェンジして自分が気に入ったのを捜すし、、
ライターで火をつけるのでさえカチッと音がする電子ライター捜すし
タバコも俺の日本製を欲しがるし、、う〜ん彼 絶対稼いだ金じゃ足りないかも、、
でも何となく憎めない奴だ 将来ヤクザになって出世するかも知れない、、
12
午前中に近くの寺に行ってみた 来る度に訪れてるが今回は初めて、、
「お!いつから来てた?」「もうだいぶ経つよ 新しい寺だいぶ出来上がったね」
「ああ、屋根が出来たから綺麗だろ ちょっと来て見ていけ」
そう言って中に案内された 屋根の淵に飾る鏡像を小さな鏡の断片を貼付けながら作ってる
室内は まだコンクリート壁のままだから上塗りや塗装は済んでいない
 
こっち来てと案内されたのは その床下にあたる部屋、、こんな部屋があったのか!
綺麗に完成してる 床はタイル貼り 天井は低いが俺の新築の家並みの予算がかかりそう、、
エアコンは無いが半分地下だから涼しい、、奥に布団が敷いてあってその周りに蚊帳が、、
これ1人用の小さな蚊帳、彼の新しい住処らしい、、
 
以前の住居は すぐ横の小さな小屋 しかし小さくても10万B位はかかる頑丈な作り
しかも まだ建って数年だし村人の好意が集まって建った家、、
「以前の家は誰か住むの?」「若僧が外に居たろ 彼が住んでる」
 
彼の話しでは彼が寝る位置は仏像の真下 これが夢だったとか、、
タイでは坊さんの事 1人2人と数えない 1僧2僧と数える つまり人じゃ無いのかな、、
「この蚊帳 今まで見た事が無いけど 何処で買ったの?」
「バンコクで買ってきた」「スリランカ行きに ちょうどいいや店を教えて」と説明してもらう
 
その横に携帯電話 発見!「あれ?これココで使えるの」彼がケーブルを持って見せた
そして上を指差す ははーん、、外部アンテナだな、、、
俺が言った意味は地下って意味じゃ無く 村で使えるかって聞いたつもりだった
近くに中継塔は無いしサコンからの距離はだいぶ遠いから使えるか心配で買ってなかった
 
外に出て上を見上げたら屋根にTVのUHFアンテナみたいなのをセットしてある
なるほど半固定携帯電話?なのか、、コネクタ外して外に持ち出した携帯の
受信レベルをチェック 場所によって圏内になったり圏外だったり不安定、、
これじゃ俺の家の中じゃ使えない でもアンテナ建てたら、、、
 
彼に礼を言って 帰ってさっそくカミイに今 見てきた事を話す
「寺にアンテナ建てて携帯使ってた 俺も買おうかと思うけど、、」
「誰と話すの?毎月お金を払わないといけないし電話代が高いよ」と そっけない、、
 
更に話しを聞くと村の公衆や村長の家の国営電話は国際電話が出来ないから
そんな物を買ったらシンガポール等に出稼ぎに出てる村人に用事で掛けたい人が
貸せと来て うるさいし電話代払えるか心配だしと続く、、、
 
確かに海外からの受信は出来るが こちらからの発信は現在出来ない、、
以前 日本に電話したい時はJCBがやってたバンコクの特定の番号に掛けて
英語のアナウンスに従って暗証番号を打込み 日本語に切り替わったらカード番号
そして普通のプーって音がしてから電話番号をプッシュする三段階方式だった、、
しかも公衆からコレクト使えないからバンコクまでの料金がメチャ コインを食う、、
 
今じゃ その提携先が辞めて別会社を紹介されたがタイからはダメになってた、、
しかも村人はカードなんて無いから国際電話が出来たのは俺だけだった、、
今はそれさえ出来ないし 賄賂払った電話会社、今でも取り付けに来ないし、、
 
日本の両親に何かあったら向こうからは電話出来るから問題は無い
こちらから電話する用事は絶対と言って良いほど無いし、、
でも それでも、、1本の線で繋がってれば安心感だけは有る、、
それにカードモデムが使えたらインターネットに繋げる 田舎から発信できる
 
カミイに「電話の用事は無いかも だがパソコン繋げばメール出来るしHP書ける」と言う
ノート見てたしサコンに行けば必ずネットカフェに寄るのも知ってる
ホームページで村を紹介してるの見てるから「じゃ欲しいね」と一言、、
 
昼食を済ませて彼と車でサコンの街へ、、衛星放送を契約した店が携帯もパソコンも売ってる
この店だって まだ出来て間も無いがサコンの街も進化してる、、
だが、、ノートはタイの田舎では需要が無いのか展示してないし その知識も無かった、、
ノート見せたら「こんな小さなパソコン日本は凄い」って言われちゃった、、、
 
だからカードモデムに携帯が繋げるのか判明しないし そのソケットに合うコードが有るかも不明
携帯のカタログ見せられたが そんな記載は無かった、、、
バンコクで聞けば判明するだろうが田舎じゃ問い合わせてもらっても相手に知識が無かった
 
どうせ買うなら携帯とカードモデムを同時に買ってテストしたい、、次回まで「おあずけ」かな、、
せっかく来たからネットカフェ寄って自分の掲示板覗いて帰ろう、、
サコンで繋げるプロバイダーも捜さなきゃ、、、
でも接続キットや それ用のモデム タイに売ってるかな、、心配だ、、
バンコクだったら(サコンの街でも) こんな心配しなくても電話線に繋げば良いから
知ってる人が誰か居たら良いけどな、、、
13
久しぶりに「俺の田舎 写真紹介」でポーズしてるスーパーマン君に会った
彼も田植えから帰って来たところだ まだ明るいけど、、
「あれ?もう仕事 終わったの」「いや だが天気が崩れる」
そんな言うけど 曇りで雨の気配は無い?
 
「あ!そう言えば去年撮った写真 HPに載せたよ」
「そう言えば あの写真まだ貰ってなかったな」
「御免 あれはデジカメって言って普通のカメラじゃ無いから印刷なの
 去年はマダ印刷機を持ってなかった 今度来る時 印刷して持ってくる」
 
「ああ、早く見たい」「見るだけなら見れるよ」
彼が不思議そうな顔 「ちょっと待っててパソコン持ってくる」
HP用に作ったファイルから あのページを彼に見せる「ほら」
「俺 TVに写ってるみたいだ」「そうだけど誰でも見たい時に見れる」
写真を撮る時に説明したけど現物見るのは初めて 
「皆が見るなら良い服 着て写すんだった」(それじゃ意味無い、、)
 
そんなしてたら遠くでカミナリの落ちる音 そして急に大粒の雨が降り出す
彼にノート見せてたのは旧居の道路前の家だったから そのまま待機
彼が言ったのが当った 何で判るの? 野生の勘か?
 
雨やみそうにない、、チャンシーが俺がこの家に居るの発見してカミイに伝えた
カミイ 傘持って連れに来た だいぶ薄暗くなってた
旧居に帰って蛍光灯のスイッチ入れてもダメ あれ?停電、、
カミイ「さっきのカミナリで消えたよ」 だがカミナリは遠くで聞こえただけだった
 
「だってチャンシーの家 今 通ってきた時に電気が点いてた」
2階に上がって周りを見渡せば明りが有る家と無い家が半々?
カミイに言うと「せいちゃん居ない時 電柱工事してた」
2ヶ月位前に この村 2回線になったみたい、、
 
去年の雨季の悪夢を思い出した、、冷凍してた食品 全部ダメになったし
クーラー効かないからバイクでホテルまで避難したし、、
 
2時間待っても電気が来ない 「カミイ 冷凍してるのが溶ける」
母さんの家に こっちから電気を送ってる電線コードを取り外し
(母さん家はメーター付けず こっちの電気をただであげてる)
チャンシーの家からこっちに送電する事にした
 
フューズ容量が小さいから使えるのは冷蔵庫1台と扇風機にデスクスタンド
1階の冷蔵庫の冷凍室のも2階の冷蔵庫に移した、、
まあ これで去年の二の舞には為らずに済みそう、、
 
残念ながら新居も ここと同じ回線らしい 電気が無いと あの家は最悪
エアコン等を使う前提で作ったから冷気が逃げないように窓は小さい
逆に言えば 風なんて入って来ない作りで設計したから、、
将来は発電機も買わないと暮し難いかも、、せめて1部屋はエアコンを、、
 
2階の広間に寝よう、、俺の寝室 旧居の方も窓を無くしてるから暑い
久しぶりに蚊帳を取り出して準備した 扇風機が有るから まあマシか、、
 
「食事 何を食べる?」そう聞かれた ガスは使えるからステーキが早いかな、、
サラダは問題ないし、、炊飯は出来ないから「さとうの御飯」のパックを温めた
 
シートンもサッも来たけどエアコン無しだとHするの暑そう、、
扇風機で冷やされながら2人に交代で計3時間 按摩してもらってた
勿論パンツ1枚って格好は俺のリクエスト せめてモミモミして遊びたいもん!
体つきの良い男に囲まれH出来ないなんて「蛇の飼い殺し」だ〜
 
彼ら「やってもいい」と言うけどね、、奥さんとHする時だってエアコン無いし、、
でも懲りてるの、、メチャ暑いの知ってるから、、按摩だけで我慢するよ、、
 
さて彼らが帰ってシャワー浴びて、、そして寝よう、、
ウゲ!シャワーだってポンプが無きゃ、、大きなポリバケツに水は準備してある
仕方が無い 今日は水をかぶるか、、 汲み置きしてあった水は左程冷たくない
火照った身体に ちょうど良い 偶にはこんな生活も良いかな、、、
14
福岡駅で来る時に買った文庫本を読んでた
創玄推理文庫SFのJ.P.ホーガンって作家の作品
このSF作家の作品は最初見つけてから全部読んでたけどマイナーなのか
鹿児島の田舎の小さな書店では創玄社の本自体を置いて無いから
時々大きな本屋で探して新刊が出てないかチェックしてる、、

読み終わらないで日本に持って帰ると読む時間すら無いから
滞在してる間に読み終えたいが この頃 老眼鏡を使うから
目が疲れて休み休み読んでる、、(2年前まで不用だったのに歳を感じる)

「建築中の新居」写真の上から三段目でジーンズで 肉を切ってる
15歳のGが同年のRと遊びに来て「勉強してるの?」と聞く
「いや楽しいから読んでる」と言うと不思議そう、、
 
Gは小学校までで終了 Rはまだ学生だ 
俺の読んでた本を見て「漫画じゃないし読んでて楽しい?」と聞く
この手の質問が一番苦手、、新聞すら配達されない村で活字を読んで楽しむ
そんな趣味を どうやって話せば解ってもらえる?
 
せめて写真とか載ってれば説明出来るけど ハードSFのプロットを説明するだけで
俺のタイ語のキャパシティ限界スレスレ、、日頃使わない言葉ばかりになるし、、
ストーリーに沿って話すなら長時間かかるし、、
以前見せたVCDのスターウォーズの話みたいなもんさ と誤魔化した、、
 
Gは若いのに按摩する力が強いから時々頼んでる Rは順番でって感じ、、
按摩のアルバイトの御用聞きに参上した彼らだが長く本を読んでたから
外の空気を吸いたい 「おい ちょっと遊びに付き合え」と車に誘う
 
本を読んでた時にヤクルトの最後の1本を飲んでしまったから
買出しがてらドライブに出発 ヤクルトは賞味期限が短いから村には売ってない
ついでに写真の現像も頼んでこよう 上手く新築の家が写ってないと
もう1度写真を撮りなおす必要があるからタイに居るうちにチェックしなきゃ、、
 
車を走らせタレーって小さな街に到着 新しい方の市場に行ったがヤクルト品切れ
アミタ達用に5Bのオモチャのオマケ付き袋菓子を卸価格20袋入りで買う
こいつ達 それを開けて食ってる「腹減ってるのか?」
親が田んぼだから自分のオカズ作るのが面倒で食ってないらしい、、
 
冷房も無い街で1軒だけのスーパーに到着 写真屋も すぐ近く
ヤクルト少ししか無いと全部買占めてたら偶然にもヤクルトおばさんが来た
古いヤクルト棚に戻して「新しいのを売って」「何本?」「それ全部」
配達先が少しは要るからと半分だけ売ってもらった(50本) 
でもお金はスーパーに払えって卸値段にはならなかった、、
 
自分だけ何でも買うのも気が引けるから「君達も何か1つだけ買って良いよ」
「値段は?」「値段じゃ無く1つなの、、腹減ってるんだろ?」
Rが選んだのは なんと参考書!!「持ってないの?」「貰った古いの使ってる」
答えが記入してあったりして勉強しにくいとか、、
 
それ見てGが「あれは高いのに俺だけ菓子1袋じゃ不公平」一番大きな袋選んでるのに、、
じゃ公平に100Bずつって事にしようか、、Rは その後もボールペンに定規など選ぶ
Gは箱に6個入りのケーキ菓子とかインスタントラーメンを選んでる
 
Gが「こんなに菓子を買ったの初めて」と言う 按摩で稼いだ自分のお金だと
使うのが惜しいから こんな無駄遣いはしないが今日は使わなくても
金が貰える訳じゃないし、、最後の1B分まで使ってた
 
15
スーパーの近くの写真屋さんへ、、と言っても現像受付だけでスタジオは無い
デジカメ盗まれた後 こちらに来る時 空港で買った使い捨てカメラを出すと
「フィルムを出して」と言うから「これ使い捨て」と返事するが知らないみたい、、
 
見たらまだ3枚残ってるからGとRに「写真欲しい?」と聞き その場で撮影
全部巻いて差出しても受け付けてくれない、、面倒だけどカメラを壊しはじめた
写真屋が「なんで壊すんだ!」って「怖さなきゃ取り出せない」と言う俺を呆れて見てる
 
何とか取りだし成功 APSタイプの小型じゃなくて良かった、、
使い捨てを知らない位だと絶対APSフィルムなんて見た事が無いはず、、
ゴミ箱に捨てたカメラを見て「1回使うごとに捨てるのか?」と聞かれる、、
そんな目的で作られたカメラが有る事を理解しにくいみたい、、
 
(、、、、でも結局 2日後に取りにいった写真は外で撮影した物しか使えなかった
室内だとフラッシュ焚いても明るさ不足、、この写真屋で高感度400のフィルム買って
カミイのカメラ使って撮りなおしだった、、レンズの差って初めて実感、、)
 
話を戻して、、「さあ用事は終わったぞ 何処に遊びに行く?」と彼等に聞く
Rが捨てたカメラ惜しそうに拾って「これ使えないの?」「電池くらいは使えるよ」
彼その残骸をポケットに入れた
 
この街は湖の近く その湖の公園に遊びに行く事に、、
公園としては小さくブランコやシーソーが置いてあるだけだけど景色は良い
バイク2人乗りで来たアベックが居たりする 前に来た時はもっと人も多く綺麗だった
今は雨季で湖の水位が上がってて前の印象ほどは無かった、、
 
何も無いから帰ろうか、、彼等はアベックに興味しめしてたけど、、
「おまえ菓子だけ買って本に興味は無いの」と帰りがけに聞く
「だってRは学校行ってるけど僕は行ってない」「行けないと勉強しないのか?」
 
まだ田舎では義務教育までで終わりって子が多い、彼の家が裕福じゃ無いのも知ってる
でも勉強って学校ばかりじゃ無いし自分で独学だって、、と思って聞いた質問、、
「勉強好きだよ 学校も行きたかった でも自分で勉強って それは無駄だよ」
 
彼が言うには学歴だけが判断の材料 勉強するのは好成績なら奨学金で
上の学校に進める そうすれば就職のチャンスも増えるし収入も期待できる
知識が有っても学歴無けりゃ何にもならないのに本を買うのは無駄
何かの仕事が有れば その為の勉強はしたいけど、、という答え、、
 
すごく現実味があった、、Rの家 少しは裕福 高校までは行けるだろう
しかし彼も似た意見だった 最初から貧富ってハンディキャップがあって
更に成績と云う競争があって 縁故とかも利用して這い上がる奴が勝つ
日本の社会の「ぬるま湯」で育ってる子供達とすれば現実と直面してる
生活実感に基づいた現実は彼等を強い奴に育ててる気がした
 
その意味で言えばGは既に「負け犬」で将来は小作人としての生活かスラムに行くか
彼が金持ちになるチャンスは ほぼゼロに等しい、、頑張っても自営農が限度かな
 
この国の人が「金」を崇拝する理由は判る 良い暮しが出来るかどうかだけでなく
使われる人間か 人を使う人間か それが金で決まってる部分がほとんど、、
低賃金で人を使える立場の人間は更に裕福になっていく、、
 
それが身分化されてる現実は「誰でも平等」なんて甘い言葉を言う日本人には
解らないかもしれない、、
 
さあ村に着いた もう薄暗くなってきた、彼等も買物の成果を誇るように家に帰っていく
「おーいアミタ 御菓子の土産だよ」と言いながら彼等の生活と この子の生活の差を
感じずには いられなかった、、
 
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