彼の田舎イサーン編 1
日本で3ヶ月の同棲も終わり タイ語しか話せない彼を1人で帰れとは言えず
どんな所に私の家が建つ事に為るのか一緒に見に行くことにしました。
電話線も来ていないとの事で連絡無しの同行です
国内線1日1便のみ!なのでバンコク1泊 翌朝1時間のフライトで到着。
ゲゲ!空港から街までの足が無い!他の客は迎えの車で行っちゃった!
軍と併用の空港らしく好みの若い兵隊さんがイッパイ居ます。
彼が国道まで歩いて白タク(トラック!)を拾ってきました。
サコンナコンの街まで何とかたどり着きバスで国道を20分走り 降りたと思えば
リヤカーとバイクが合体したタクシー?で更に40分 着いたかと思えば姉の家
5人兄弟で女はこの姉1人という、姉も同行して更に10分 赤土の舞い上がる
道を進み彼の家に着いた時は顔の色 黒人に為っていました。
村 始って以来の初の外人の到着です 着く前からリヤカーの上でさらし者です
それを見た村人が珍しがって集まってきます。タイ語は少し覚えた筈が通じません
この辺ラオ語なんだそうです。 でも子供達には通じました。教育かな?
歓迎?に水を1杯出されました。でもこの水 安全かな?コップも汚れているしと
考えているとハエが1匹コップにとまりウンチしました!それを見ていたら親切に?
そこらに有ったボロギレで飲み口の周りを拭いてくれました。
そして 拭いたから綺麗になったよ!とばかりに手に持って私に薦めるのです。
わ〜ハエのウンチが全周に広がる前に少し形だけ口を付けておけば良かった。
君は初めて来た外人だ そこの犬 潰して御馳走するから食って行け!と言われ
(え!イヌ!犬!どうして犬?ニワトリじゃないからニワ犬?)
どう答えて良いものやら絶句!誰かが日本人は犬は食べないよと言ってくれて
助かりました。でも この犬は結局ツブサレ私が食事の時 村人が食べました。
客が来たから今日は御馳走とばかりに多くのメニューが並びます。
ヤモリ(イモリ?)これイグアナ位大きい!丸焼きです!
カエルの焼き鳥?も有ります(最初何の肉か判らず 聞いたら「も〜」と泣き声を
真似るので牛だと思ってもう少しで食べるとこだった)辞書もってて良かった!
私がサトウのご飯にボンカレーをかけて食べていると子供達が珍しそうに覗いて
いるので味見する?という感じで差し出したら ゲ!皿に手を突込み味見です!
でも お口に合わないらしく大半の子は吐き出しています。(何でじゃ!)
食欲も失せ 残していると今度は酒(ドブロク)が汚いコップに入って廻ってきます。
うぇ!だって君が口に付けた後 俺に口を付けろと言うの?
でも雰囲気がマズクなると困るので少し飲みました。(うぇ〜んと泣きたい!)
食後のおやつか最後にカブトムシの姿焼きです
此れ ワラに火を付け その中に羽をむしったヤツを放り込むだけの簡単調理!
メディアムが美味いそうで伊勢海老の身を取り出す要領で後ろだけ食べます!
(勿体無い!ソレ凄く大きいから日本でペットとして売れば高いぞー。)
気分が悪くなった私がグリーンガムを食べる時 残りを差し出すと是は好評でした
でも 美味い!とばかりに自分が噛んでいた物を他の子の口に入れてやるのは
止めて欲しかったし一部飲み込んでしまった人 オナカ大丈夫だったかな?
オシッコに行きたくなったけどドッポン便所に行きたくなかったので見えない所へ
行ったら外人が珍しいのか後ろから子供達が覗いているので落ち着かなかった!
子供達へのお土産までは用意してなかったので ポラロイドで写してやったら
誰か大人が振ると綺麗に!とゼスチャーして皆が写真を振り出しました。
ふと横を見ると さっき私がホテルに同行と指定した2人が水がめの水で体を洗って
います。パンツ1枚履いたままの水浴だから恥かしい事は無いだろうけど
ちゃんと 石鹸つけてパンツの中のチンポまで皮むいて洗ってね!と言いたかった。
つれてきた姉が私持参の食料を調理している間に 村の男どもと交流会です
お土産の安物腕時計やポラロイド ライター等 一本釣りのアイテムは揃っています
誰にどれをあげるか明日までに考えておきますという事で食事になりました。
その間に誰が私をバイクでホテルまで送り 明日の朝ここまで連れ帰るかの
交渉です、気に入った2人を選びバイクの持ち主には借りる御礼の多少の金を渡し
彼と分乗してホテルへ向かいます。泊まるのに勇気の要るぼろホテルでしたが
彼の家よりはマシです、着くまでに彼が交渉してくれたらしく彼の乗っていたバイクの
運転手と同室です。晩御飯を食べに行く前にSEX TIMEとなりました。
そういう遊びをした事が無いのかおとなしく触られるままにじっとしています。
大きくなった処でゴムを渡したら付けた事が無いのか戸惑っています!
でも頑張ってちゃんとお仕事してくれます。とっても長い時間バッコン ボッコン
やってくれるのですが男だと中々いかないらしく こっちがメロメロになりました。
そんな時 もう1人が急にドアを開けて入ってきました(わ〜鍵掛け忘れてた!)
飯食いに行く誘いでしたが お互いの友はギョットしてました
何するか聞いていても現場を見ると(見られると)気まずいようで立ってたチンポを
慌てて抜き隠し 一番勝負は終了しました。
食事の時 酒でご機嫌を取り 最初の男に腕時計をあげました。
もう1人が ソレ俺が欲しかったのにと言うので マダ有るよ 君も仕事の後で!...........
さっきのを見てライバル意識か 更にスゴイです!この地は天国か?俺ハッピー!
そんな訳でイサーン最初の夜はふけていきました。 その1 終了!
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彼の田舎イサーン編 2
一夜が明けた ズコズコやられながら目を覚ました、寝る前に俺が寝ていても
良いから時間が来たらやってくれ、小遣いあげるから のリクエストに答えての事だ
朝からスッキリして身支度してると隣の部屋にいた彼が来た、この2人 今日も要ると
聞くので未だ寝てない人も公平に!と言う事で夜の予約を済ませた。
昨日紹介されたけど人が多すぎて誰が誰だか忘れてしまい、兄弟と母だけ
もう一度名前を聞いて覚える事にした。彼は4番目で5人目が腹の中にいる時に
父は事故死したので幼くて覚えていないとの事、この家も父が元気な時に作ったので
だいぶ痛んでいます。このすぐ隣に私達の家を作ることにしました
長男の粗末な家がすぐそばに有り次女は隣村に結婚して行き3男は出稼ぎ中で
留守 4男が彼で5男は既に結婚して小作人小屋を地主の畑の横に粗末に作り
住んでいます。
母1人で頑張って5人の子供を育ててきたので この貧しい村の中でも更に貧しい家
で育ってきた訳です。昔は少しは畑も持っていたそうですが子供達を育てるのに
金が足りず少しずつ売って無くなり長男と5男が百姓し3男と彼は働きに出て
彼はその時私に出会ったわけです(ちょっと前まで兵隊さん) 今まで残っているのは
この家と長男のボロ家の土地だけ!でも子供達が働けるようになったので昔より
生活は楽になったそうです
お母さんが私に近寄ってきて何か一生懸命 話すけどラオ語で解かりません。
でも何となく御礼を言っているのは理解出来ます。涙を溜めた目を見てうなずくしか
ありませんでした たぶん遠い日本に行った彼の事が心配だったのでしょう。
そうこうする内に村人達が又 集まってきました。兄弟達には先にお土産を配った後
なので残りは彼に分配を任せました(誰が親戚か分らないので)
スゴイです!あっという間に賭場のような雰囲気に為ってしまいました!
昨日の2人が時計を見せびらかしています、(そうそう宣伝してね!)
朝食を食べてイナイので少し早めの昼食を取ることにしました。
彼に1000Bの金を渡しこの人達にビールや酒を振舞うように言いました。
その頃の私はこの田舎で1000Bがどれ位大金かを知らなかったのです。
メチャ多い酒に釣られてモット村人が増えてしまいました!
こうなれば男選び放題!でも家に入り切らず外にいるヤツを選んだら彼が家の中に
居る奴に出来ないか と言うので何故?と聞いたら親戚に良い仕事を挙げるほうが
良いと言うけど ここで負けたら後ずーと美味しそうなのが食えなくなると思い
そのまま選んで そして少し妥協してもう1人は家の中の奴を選びました。
処でこの村 電気が来たのが5年前で殆どの家が裸電球1個だけという生活で
昼過ぎには段々暑くなってきたのにこの家には扇風機すら有りません。
たまらず単車に乗せてもらって彼と2台で分乗し町まで見物がてら買い物に行き
扇風機(200B)(今では300B位から)とTV14型(4500B)を抱えて帰りました。
そしたらもっと大騒ぎに為ってしまいました!
そのころ この100戸位の村には白黒TVの有る家が3戸だけだったのです!
色付き!(当たり前だろうがそんなモン)が来たので何かラオ語で言い合っています
(持ってこれたら冷蔵庫も欲しかった、冷えたコーラが飲みたいょ〜。)
会話について行けない私は ちょうど学校から帰って来た近所の子供達と遊んで
いました(これって難しい会話が出ないのでタイ語を覚えるのにピッタリかも)
そして昨日と同じようにボロホテルに向かう時間になりました。
やっぱり私の男を選ぶ目は腐っていませんでした!外にいた青年の凄い事!
こんなにズコズコ凄いスピードでハリキッテどうしてコンナニ長い時間頑張れるの!
もう1人はハズレだったけど今日は君1人で充分だ!でも1人がハズレだと知って
彼が代りにやって来ました。
いや今は未だ幸せなお尻の感触が残っているよ!晩御飯の後でお願い!
昨日と同じように振るまいその後 彼と寝た後 もう一度あの感触が欲しくて
スーパーマン君に来てもらいその夜も次の朝も頑張ってもらいました。
この子だけ多めの小遣いあげたけど仕事量から考えれば少ないかも!
その 2 終了!
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彼の田舎イサーン編 3
部落の有線放送(と言っても高い矢倉の上にスピーカーが括り付けて有るだけ)が何か
叫んでいる。ココに来てから毎日朝晩6時に坊さんの御経が流れる事は知ってたが
今日のは何か緊急の様子だ。彼に聞くと死者が出たと言う。川魚を生で食べた人が
寄生虫で内臓をやられ町の病院にいたらしい、それが今日死んだそうだ。
一瞬 日本だったら助かっただろうな と頭に浮かんだ。
今日は通夜だという 遠い親戚に当るので出席の為 今晩ホテルに同行出来ないという
偶にはH抜きで彼の家に泊るか。 大人達は手伝いに行くのでと隣の家の9歳のC君を
小間使い兼 連絡係にあてがわれた。ナントこの子バイク上手に運転します(無免許!)
何処に遊びに行けばいいか判らないので適当に連れて行ってもらった小さな店で
カッパ海老セン?を買ってあげた、そこに可愛い子犬が居たので私の分を袋ごとヤッタラ
何て事を!と怒られてしまった。近くにいた小さな子がその袋を取上げようと犬と追いかけ
廻し海老センは飛び散ってしまった。親犬?等が群がってきてあっという間に無くなった。
近くの子供達が集って来てたので気まずさ隠しに皆に好きな物を買ってあげた
店を離れてからC君に聞くと自分も小遣い普段貰わないと言う、運動会の時5B貰った
のが嬉しかったと話してくれた。後日談だがこの日 この子の日当に100Bやったら
その次の日からずーっと親が学校を休ませて私の側に居るように命じていた。
さて夜になりタンブンが有るというので何だろうとC君に付いて行ったら博打の賭場が
開かれている、やり方が解らないのと賭け事は嫌いな為離れようとするとC君上を指さす
C君に付いて粗末な階段を上ると彼が居た。シマッタ!ここは通夜の会場だったの
観光気分で来るべき場所では無かった。部外者が立ち寄る所でもない。
あわてて下に降りたが悪い事をしてしまった。どうして気にするのとC君が言うので逆に
質問したドウシテこんな時に博打をするの?
賭場のアガリは葬式の費用になるそうだ、そして賭場が無いと家族だけの通夜になる
死んだ人のピー(亡霊)が出たら怖いから一番中そして明日も賭場が有るという。
同じ仏教徒の国でもコンナニ習慣が違う事を初めて知った。
賭場に彼の弟シートンがいた(そう、私のニックネームはこの名前を戴いています!)
さっきC君から聞いた事を確かめたら本当だという、そしてこの家は病院代がかさんで
お金が無いから負けて来いと兄から言い付かって賭場にいるそうだ
(タンブンって奥が深い)それなら使えと多めに金を渡したがレートが小さいから
中々終わらず適当に切上げて帰る事にした。残りの金を私からの香典としてあげてから
シートンと一緒に家に帰った。家に誰も居ないので彼が付けてくれたのだ。
板間に毛布だけ架けて寝ようとすると 云い付けられていたのかシートンがパンツ1枚で
毛布に入ってくる、こんな板間では そして通夜の日にはやる気が起きなかったので
添い寝だけしてもらい彼のチンポを握りながら抱かれて眠りに就いた。
体温が優しく伝わってくるオヤスミ!
それから3日間またホテルと家の往復をして過ごしたが帰る日になった
勿論その間に村人とも数人寝たしシートンも戴いた!こいつはその後私のお気に入り
になるのだがその話しは又 書く事にします。
貧しい村だったでも私の文章力ではとても表せない位 思いやりや助け合いが有る村だった
彼が素直で優しいのはこういう環境があったから 母がしっかりしてたから
そう思ってココに家を作るのが嬉しくなった。
でも習慣や常識 経済格差で後で色々な問題が発生するとはこの時は思い浮かばなかった。
そう!私は村人のパンドラの箱を開けてしまっていたのです!
終了! 再会編に続く、、 目次ページへ